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~山本清文の取材後記~
宮本慎也さん編

「あのショートの名手が目の前に・・・。」ということで、今回は、宮本慎也さんが愛媛県にやってきてくださいました!

 

 

 

宮本さんも出演されているYouTube「野球いっかん!」の撮影!?野球ファンは垂涎のエピソードがたっぷりの動画。ヤクルトスワローズでチームメートだった古田敦也さんとのことや池山隆寛さんとのこと、今は亡き野村克也さんとのことなど、宮本さんが語られていてとっても面白いです。まだご覧になっていない方はぜひ!今回は愛媛でも撮影が!こちらもぜひチェックしていただきたい。

と、ここで野球についてあまり詳しくない方がいらっしゃるかもしれない・・・。ということで、改めて宮本慎也さんをご紹介させていただきます。

 

宮本慎也
1970年11月5日生まれ 出身地 大阪府 吹田市 身長 176㎝
2018年~19年 東京ヤクルトスワローズヘッドコーチ
2020年~NHK解説者、日刊スポーツ評論家
書籍『意識力』(PHP出版)『洞察力』(ダイヤモンド社)『師弟』(講談社文庫)

 

ヤクルトスワローズ一筋19年。ゴールデングラブ賞10回。2000本安打など数々の輝かしい成績を収め、日本代表にも選出。アテネ五輪では長嶋茂雄代表監督から指名を受けキャプテンも務められました。北京五輪でもキャプテンとして、チームを牽引。2006年ワールドベースボールクラシックにも出場。いかがでしょう?野球をご存じない方でもそのすごさをお分かりいただけますでしょうか。

 

 

と、ここは松山市にある坊っちゃんスタジアム。実は宮本さんが所属していたヤクルトスワローズは2004年から松山で秋季キャンプを実施しているんです。

 

 

現役時代もここを通ってスタジアムへ!

おかえりなさい!リニューアルした縦4.8メートル横42.2メートルのスコアボード。フルカラーLEDの画面に宮本さんへサプライズメッセージ!

 

 

 

宮本さん:「おーすごい!嬉しいなぁ」

山本:「喜んでくださって嬉しいです!坊っちゃんスタジアムは宮本さんにとってどんな場所ですか?」

宮本:「やっぱり特別な場所です。最初のオールスターもここだったし、初めてのファン投票での出場もここだったし。キャンプ地としてももちろんですが、自主トレーニングの場所としてお世話になっていましたから。シーズンの始まりがこの場所です。だから特別な球場ですよね」

 

と、一塁側ベンチにユニフォーム姿の方がおふたり!? ヤクルト時代の元チームメイトで愛媛マンダリンパイレーツ・正田樹選手兼コーチと平井諒コーチが!

 

 

愛媛マンダリンパイレーツ平井諒コーチ&正田樹選手兼コーチ

正田さんは宮本さんが引退された同じ2013年にヤクルトスワローズを離れ、それ以来の再会。平井さんは入団時から宮本さんから熱い指導を受けていたとのこと、まるで先輩と後輩の関係性。選手時代そのまんま?というような緊張感。

 

 

 

久しぶりにキャッチボールでコミュニケーション。これは野球人ならではのやりとり。

 

宮本:「やっぱりキャッチボールは野球の基本ですね」

基本を大事にすることを、後輩たちにきちんと伝えてこられたといいます。

 

 

この日もナイターがあるというマンダリンパレーツ!宮本さんイズムが、正田さん、平井さんを通じて愛媛のプロ野球チームにも受け継がれていきます。がんばってください!

――――と、ここでスコアボードに動きが!?友近さんから指令!

 

 

宮本:「そうですね。オールスターもありますからね。それは、友近さんから言われたらやりますよ!お勧めの場所をご紹介しましょう」

 

そう、マイナビオールスターゲーム2022が開催。3回目のオールスターゲームが地方球場で開催されるのは坊っちゃんスタジアムが初めてなのです。多くの野球ファンが愛媛にやってくる!ということで、宮本さんにお勧めの場所を教えていただきましょう!

 

 

 

「野球王国」愛媛県は全国初の「野球」をテーマとしたスポーツ・文化両面にわたるイベント等を行う「愛・野球博」開催中。

 

 

坊っちゃんスタジアム
坊っちゃんスタジアム管理事務所
〒790-0948 愛媛県松山市市坪西町625番地1
電話:089-965-3000

 

 

やってきたのは松山市内のラーメン店!

続いて向かったのは、宮本さんのラーメン感を変えたというお店!

 

宮本:「ここは必ず愛媛に来たら食べてるんじゃないかな?」

やってきたのは、こちら。松山市三番町「麺家なかむら」。

宮本:「ここが美味しいのよ」

とカウンターへ。店内はサインがずらり。スワローズの選手のサインもたくさん!と、メニューにあの方のサインが!?

 

 

宮本さんとの再会を喜ぶ中村さん

 

 

 

まさかのつば九郎が常連!?

山本:「え?これはまさか?つば九郎がここへ?」

宮本:「そう!イベントとかでも松山に来ているから結構、通っているみたいです(笑)」

中村:「そうなんです。野球関連のお客さんはもう宮本さんのご縁です。ありがたいことです」

 

ローカルタレントをしている私も大好きなお店なのですが、基本テレビの取材はNGなのです。が、今回は宮本さんのお勧めということで、特別に取材OKに!私もなかむらさんの塩ラーメンのファンだったのですが、宮本さんのお勧めは、塩はもちろんですが、数量限定というカレーラーメンだったのです。一体どんな味なんでしょう?

 

宮本:「ここはカレーラーメン!カレーといってもいわゆるカレーうどんのカレーじゃなくて、斬新なんだよね!」

 

 

 

その気になるカレーラーメン作っていただきましょう!ベースは人気の塩ラーメン。

確かに、カレーうどんのようなカレーではないですね?でも店内はカレーの香りに包まれると、スタッフ陣、全員食欲をそそられます・・・。

 

 

こちらが限定の“カレーラーメン”

宮本:「元々選手時代から、ラーメンはそこまで好きではなかった。でも、ここのはスープまで全部飲んじゃうんだよ。それくらいおいしい。それに、なかむらさんに来るようになってから、他のラーメン屋さんも気になるようになったんだ」

 

 

 

美味しそうに麺を啜る、宮本さん!とあっという間に最後の一滴まで完食!

 

 

定番の塩ラーメン。宮本さんは現役時代カレーと塩、2杯食べたことも。

中村:「宮本さんは選手時代も、ふらりと試合後に来てくれて、お店はスワローズファンでいっぱいで。疲れているはずなのに、気さくにファンの皆さんに対応してくださって。めちゃくちゃありがたいですよね」

 

 

なかむらさんと記念撮影!

 

 

 

麺家なかむら
愛媛県松山市三番町2丁目3-1
営業11:30~13:00/19:00~22:00日曜日は19:00~21:00 (いずれもスープ無くなり次第終了)
定休日:毎週火曜
※お問い合わせは公式インスタかツイッターから ※前日スープが余った場合のみ、昼にあける場合が有り

 

 

 

続いてやって来たのは、松山市権現町にある『権現温泉』。ヤクルトスワローズ時代、先輩である池山隆寛さんと一緒に自主トレーニングの場として宿泊されていた場所。

松山といえば、日本最古の道後温泉が有名ですが、市内にはたくさんの温泉施設があり、地元民は地域ごとにある温泉を憩いの場として日々の疲れを癒しているのです。権現温泉もまさに地域のコミュニティになっています。

 

 

再会を喜ぶ石丸篤史さん

 

 

ロビーにはスワローズ選手のサインが!

 

 

 

権現温泉の石丸篤史さんと3年振りの再会。

宮本さんは愛媛といえば、石丸家なくしては語れないとおっしゃいます。 篤史さんのお父さま・石丸直史さんは、宮本さんにとって、最も影響を受けた人物のひとりだといいます。残念ながら直史さんは2010年にお亡くなりになりました。

 

 

宮本:「直史さんはね、本当に心の広い方。こんな方がいるんだなーってくらい。篤史くんもお父さん亡くなってからよりその偉大さを感じるんじゃない?」

石丸:「そうですね。自分が40歳を過ぎると余計に、親父が40代にやっていたこととか考えるとすごかったなと思います。歳を重ねるごとに偉大さを感じます」

 

 

 

選手時代に使っていた部屋で、直史さんの思い出話は尽きることはありません。

宮本:「直史さんが亡くなったときに、いつまでも権現温泉さんに甘えててもいけないなと思って、篤史くんにご迷惑なら自主トレの利用を控えようかなと思いました。それで、一回話させてもらったよね?」

石丸:「そうです。実は閉業することも考えていたんです。が、宮本さんが連絡くださって、本当にありがたかったです。今があるのは宮本さんのおかげです」

 

 

宮本:「いやいや!こちらがお世話になっているし、大切な場所だから、今も若い選手がお世話になっているし。良い形で続けていただけるのであれば、それが一番いいなと思っていろいろ相談させてもらいました」

そう。池山隆寛さんがきっかけで始まった権現温泉との縁。宮本さんはさらにその輪を広げ、今のヤクルトの中心である山田哲人選手など次の世代も、権現温泉で自主トレーニングが続いているのです。

 

宮本:「そうか。今、この選手も来ているんだ」

と、権現温泉に飾られた選手のサインをみてエールを送る宮本さん。

石丸:「宮本さんにご紹介いただいて輪が広がっています」

と、ここで自主トレーニング時に食べていた思い出の味に再会していただきます。篤史さんのお母さんの手作りコロッケ!カレーとセットで。

 

 

 

宮本:「うわー懐かしい!このコロッケ!ちょっと甘味があって美味しいんだよねー。やっぱり美味しい!」

 

 

残念ながら一般の方は食べられない特別メニューのコロッケは、今でも現役選手に提供されていて好評とのこと。

 

 

宮本:「権現温泉は石丸さんやコロッケはもちろんなんだけど、とにかくお湯がいいんだよ!ぬるぬる感があって、疲れが取れる。あとは、地元の人たちとの交流かな。いつも大浴場で皆さんと一緒に入るから、毎年声を掛けかけてもらえる。それが力になるんですよね」

 

 

 

宮本さんは権現温泉のお湯、そして石丸家の皆さんを本当に愛されているのが伝わりました。

 

 

 

権現温泉
愛媛県松山市権現町670
TEL:089-978-0334
営業時間:午前10時~午後11時
定休日 :毎月第4木曜日
入浴料金:大人600円 子供250円
宿泊料金:一泊2食付き8,000円(諸税別)より

 

ということで、1日を振り返るスタジオトーク。

 

 

山本:「さて、今日愛媛をいろいろまわっていただいて、愛媛のまじめなところを宮本さんに教えていただきたいのですが?」

 

 

宮本:「『律儀な人が多い』これですかね?坊っちゃんスタジアムのスタッフさんも、権現温泉の石丸さんも、麺家なかむらさんも、みんな律儀なんです。だからやっぱり愛媛は律儀なイメージになってしまいますね。今回久しぶりに帰って来られて本当に良かったです」

 

 

スタジアムスタッフも、石丸さんも、なかむらさんも宮本さんがご縁で今では皆さんが仲良しになっています。『律儀な人が多い』と言ってくださる宮本さんでも、そんな宮本さんが一番律儀な方なのかもしれないと感じました。

 

 

さすがは個性豊かな日本代表をまとめ上げるキャプテン。取材先のエピソードの端々で、「そんなところを見ているんだ!」と、洞察力のある方だなと感じる瞬間が何度もありました。良く人のことを見ている方だなと思いました。こんな宮本さんをまじめと言わずして誰がまじめなのでしょう!

宮本慎也さん、今回お越しいただき感謝申し上げます。ご一緒出来て幸せでした。ありがとうございました。

 

 

※営業時間・定休日が記載と異なる場合がございますので、ご予約・ご来店時は事前にご確認をお願いします。

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