no1のガパオは地域のスパイス!

no1(ノイチ)

アジア料理が楽しめる古民家カフェ・レストランで

本格スパイスを使用したガパオライスを堪能!

誰が言ったか知らないが「人生にはスパイスが必要だ」。ライターのフロリダです。
ここは「住みたい田舎ランキング全国1位」としても有名な西条市。今回人生にスパイスを求めてとあるお店を訪れました!

西条市内の住宅街にある、古民家を改修したカフェ・レストラン「no1(ノイチ)」さんです。

住宅街の築100年を超える建物を改修したカフェレストラン

素敵なお庭を眺められる席もあります

日本家屋を活かした雰囲気ある店内で、タイ料理を中心に様々なアジア料理とパスタが楽しめるno1は今年で8年目のお店です。スタッフの森本和輝さんが席へ通してくれました。

玄関で迎えてくれたスタッフの森本和輝さん

日の当たる美しい廊下

各席は日本建築を活かしたつくり

 

西条にno1のガパオライスあり!

さてno1でアジア料理を担当するシェフは鈴木祐子さん。学生時代にフランス料理を学び、タイ料理レストランで修行を積んだ祐子さんが、月替わりで提供していたメニューから定番化したのが、no1のガパオライスです。

イラストもかわいいメニュー表

今日は自家製のケーキセット、ドリンクは地元・西条産の「石鎚黒茶」をお願いします!

厨房ではナンプラー、スパイスで炒めた野菜と阿波尾鶏のミンチ肉が盛り付けられ、サラダ、パクチーを添えて完成。

ジャジャーン、これが西条が誇るガパオライスです!

厨房での盛り付け。サラダもたっぷり

ガパオを前にするフロリダ

ガパオを上から

これがno1のガパオライス!

では、いただきます。

いただきます!

半熟の卵の黄身を割って混ぜる!

スパイスとハーブ、パクチーが食欲を増します!

おいしい!白ごはんにタイ語でバジルを意味するガパオが絡み、またパクチーが食欲をそそります!タイ料理とは言えそこまで辛くなく、鼻を抜けるスパイスとハーブが心地いいです。

目玉焼きがオンザライス!黄身を割って混ぜてください

目玉焼きの黄身の半熟部分を割って、マイルドな味わいに。あっと言う間に完食です!

食後に酸味が味わい深い石鎚黒茶を飲みながら、タイ大使館で来賓に料理を振る舞った経験もある(!)祐子さんと、一緒にお店を営むパートナーの鈴木善基さんにお話を伺います。

食後のドリンクに西条名産・石鎚黒茶をチョイス

鈴木祐子さん(以下、祐子):学生の頃、授業でスパイスとハーブを知って衝撃を受けました。料理にはこういう方向性もあるんだなと。タイ料理の素晴らしさに感動して、その中でもガパオは一番みんなに受け入れられそうだなと思いました。
卒業後は飲食店で働きながら、いつか自分のお店を持ちたいと思っていました。個人でイベントなどにも出店していて、ガパオはそこでも出していました。この古民家に出会って念願のお店を始めることができ、月替わりで色んなアジア料理を出していましたが、その中でもガパオの月は売り上げが伸びていて、切り札みたいな存在でしたね(笑)今ではいつでも食べられる定番メニューになっています

祐子さんがガパオを提供し始めたのは10年ほど前。今ほど知名度がある料理ではありませんでした。パクチーの調達も地元では難しく、自ら育てていた頃もあるとか。

祐子:当時はガパオって何?って。ガパオとパクチーを混同していたり、パクチーも抜いてくれと言うお客様が多かったですね。今ではガパオと聞いてすんなりイメージできて、お店に初めて来た方も注文してくれます

インタビューに応じるno1の鈴木夫妻

鈴木善基さん(以下、善基):今ではお客様の4割がガパオを注文してくれています。新規のお客様の割合が多いですが、ガパオ自体にリピーターもいますね。お店のリピーターの方は月替わりで色々食べられるんですけど、ガパオ目的の人はとにかくガパオを頼んでくれます(笑)

料理の基本は変えず、よりよい素材にこだわり改良を続けたno1のガパオ。美味しさを追求した結果、気づくと無添加の、体にも優しい一品となりました。

祐子:タイ産のホーリーバジルやナンプラー、とうがらし、きび砂糖も他と全然違う良いものです。目玉焼きは本場では油でカリカリに揚げるのですが、日本のみなさん向けに半熟にしています

善基:お米もタイ米ではなくて、国産米。知り合いの減農薬のお米です。 白ごはんがよく合うno1のガパオライスは、ほどなくお店での看板メニューとなり、昨年からは冷凍での販売もはじめました

no1のガパオの味が自宅でも味わえる

この冷凍ガパオは、移住者の方が地域の資源とも言えるno1のガパオライスに出会い、その結果生まれた商品です。移住人気の高い西条市ならではの出来事かもしれません。今後ふるさと納税の返礼品としても検討しているとか。

祐子:今のガパオの味にはファンがいるんだなと実感していますが、今後またより良く、進化させたいですね

ガパオに限らず提供する料理に「まじめ」に向き合い、地域に愛され、育まれてきたno1さん。その結果「西条にno1のガパオあり」となったのではないでしょうか。まさに地域に、そして人生に刺激を与えるスパイス料理として、これからも美味しくいただきたいと思います。

ごちそうさまでした!

no1の皆さんと

ごちそうさまでした!

no1(ノイチ)

愛媛県西条市野々市84-1

TEL:0897-47-5802

営業時間:11:00〜21:00

定休日:日曜日、月曜日

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