オステリア アリエッタ

こんにちは、まじめしライターの池内です！
ライター２回目ですが、今回も愛媛県のまじめしを伝えられるよう精一杯頑張ります！

愛媛県西条市から四国中央市に至る県道13号を曲がって車で数分、住宅地に並ぶオシャレな外観・・・赤い看板が目印です。

西条市出身の上司から「あそこのパスタがねぇ～、おいしいんよぉ～～」と教えてもらい、行ってきました、「オステリア　アリエッタ」！！
（大好きなんです、パスタ。）

入店すると落ち着いた雰囲気の店内にテーブル席が並んでいます。

本場のイタリア料理を実食！

メニューを確認すると、前菜やパスタ、メインディッシュなどたくさん並んでいて、どれも美味しそうで迷ってしまいます・・・汗
メニューには「大三島のイノシシ」など県内産のものがみられますね・・・

全部食べたい気持ちですが、今回は「ハモのフリット  チーズ風味」と「イカ墨入りタッリオリーニ  イカの煮込みソース」を食べさせていただきました！

では早速、いただきます！！！

まずは「ハモのフリット　チーズ風味」。一口噛むと肉厚でふっくらしたハモにふわっとチーズの風味が香ります。しあわせ！！
レモンを絞るとさわやかな味わいが広がってまた違ったおいしさが広がります。

続いて「イカ墨入りタッリオリーニ　イカの煮込みソース」。イカ墨が麺に練り込まれているので歯や口の周りが黒くならないそうです（うれしい！）

真っ黒な麺を口に運ぶと、イカ墨の香りと煮込んだイカの風味が口いっぱいに広がります！その後に、「自家製レモンオイル」の爽やかな香りが鼻に抜ける…これぞ絶品！
ちなみに、このレモンオイルは青いレモンの島とも呼ばれる、愛媛県岩城島のレモンを使用しているそうです。

西条市でイタリア料理、そのおいしさの秘密とは…！？

おいしいお料理でおなかいっぱいになったところで、このおいしさの秘密を知りたいと思い、店主の山本さんに話を伺いました！

池内：メニューを見ると「大三島産イノシシ」や「甘鯛」を使ったお料理がありますが、使っている食材は地元のものが多いのですか？？

山本さん：地物とヨーロッパ産のもので作っています。レモンオイルもイタリア産のものを使っていましたが、奥さんが岩城島の出身なので、そこのレモンを使って作っています。

池内：使っているお野菜はどのようにして選ばれているのですか？？

山本さん：直接、直売所に行って仕入れています。少数しか生産していない野菜もあるので、直接見に行っています。例えば、「ダビデの星」とか聞いたことありますか？

池内：いいえ、初めて聞きました。どんな野菜なんですか？

山本さん：これはオクラの種類で、粘り気が強くて美味しいんです。普通のオクラと比べると形が全然違っていて、掘りも深いでしょ。うちでは付け合わせなどに使ってます。

池内：そうなんですね！ほかにも珍しい野菜を使っているんですか？

山本さん：そうですね、今うちにある珍しいものでいうと「ストロベリーグァバ」。イチゴみたいな見た目で普通のグァバとは全然違うでしょ。デザートに提供しています。

池内：普段はなかなか触れることのない珍しい野菜が多くてワクワクしますね！

スーパーマーケットや直売所で見かける珍しい野菜をたくさん知ることができました。それぞれの野菜が持つ固有の魅力を知ることは、県内農産物の魅力を味わうことに繋がるため、私も見かけたら買ってみたいです！

池内：西条市でお店を始めようと思った理由は何ですか？

山本さん：30年前くらいに旧川内町から高速道路が開通し始めていたこともあって、松山市内や香川県などからアクセスしやすいという点や、「水がいい」というのはポイントでした。
いい水を使っていると料理にも関係してきます。うちでミネストローネを仕込むときには、だしを使わず、野菜と水を煮込んであとは塩だけです。美味しいうちぬきの水と地元の野菜があれば、おいしい料理が出来上がります。それを考えると、西条市って料理をする中でもいい土地なんですよね。

以前に取材をさせていただいた「西条そば甲（きのえ）」さんもうちぬきの水に感動して西条市でお店をされているそうです。市民だけでなく市外から来られた方もほれ込んでしまう名水が、西条市にある飲食店のおいしさの理由の１つとなっているんですね！

池内：最後に、山本さんにとっての「まじめ」とはなんですか？

山本さん：「イタリアに行ったときに間違わない、うちで食べてたら間違いない」ということです。例えば、イタリアではサラダが最初に出ることはあり得ないんです。そういった仕組みや食べ方を、うちで食べてある程度慣れたら、イタリア人とも違和感なく食事できるようになります。

池内：本当の意味で本場のイタリアンを西条市で楽しめる場所、西条市でイタリアのような空気を味わえる場所を作られているのですね。そこに山本さんの「イタリア料理」に向き合う「まじめ」が伝わってきます！

私たちが普段言う「モッツアレラ」は、本場では「モッツアレッラ」、バジリコのパスタをイメージする「ジェノベーゼ」も、本場では肉や玉ねぎを使ったパスタのことを指すそうです。そういったところから始まり、西条市のうちぬきの水と県内産の食材をふんだんに使ったイタリア料理を味わうことで、西条市にいながら本場イタリアの雰囲気を味わうことができます。

ぜひ、ランチや大切な方との記念日やパーティーに、皆さんも行ってみてください！