店主のこだわりが詰まったイタリアン居酒屋

Osteria La Mandragola(オステリア・ラ・マンドラゴラ)

イタリアンな香りが漂うおしゃれ空間

店主のこだわりについて、聞いてみました!

みなさん、こんにちは!
サウナ、水風呂、外気浴が大好きなまじめしライターの紅谷です。
トトノイを極めたいがために、愛媛県西条市にある西日本最高峰石鎚山への登山や今治市のしまなみ海道サイクリングを経て、サウナに足を運んでいます。

今回、ライターを初めて務めさせていただきますので、どうぞよろしくお願いします。

私の地元の隣町に、美味しいワインやイタリア料理が居酒屋感覚で楽しめるお店「Osteria La Mandragola(オステリア・ラ・マンドラゴラ)」があり、ぜひ皆さんにその味を堪能して欲しいと思ったのでご紹介します!

愛媛県東温市から松山市へ至る国道11号から少しそれた市道沿いに位置しており、駐車場もあります。松山市内から離れた郊外となっていますが、最寄り駅(北久米駅)から徒歩7分程とアクセスしやすい立地となっています。

こちらのおしゃれなネオン管が看板となっており、白を基調に洗練された外観となっています。

お店の中に入るとおしゃれな落ち着いた雰囲気。イタリアンということもあって、ワインはもちろん、その他お酒の種類も豊富ということが伺えます。
黒板ボードに書かれた本日のおすすめメニューやドリンクの文字を見るだけで、もう既においしそうです。

まずはオステリア・ラ・マンドラゴラの料理を、店主の上西陵裕さんに注文しました。
作っている後ろ姿からジュワーッという音が聞こえてきて、いい香りとともに食欲が湧いてきます。

色彩あざやかな前菜7種盛り合わせと自家製シロップジンジャー!!

まずは、前菜7種盛り合わせからいただきます。

こちらは、人参、ブロッコリー、ゼッポリーニ(青のりを含むパン生地を揚げたおつまみ)、生ハム、かぼちゃ、カポナータ(トマトソースをベースに煮込んだ野菜)、オムレツ(シラスと野菜)の7種類が、お皿の上に鮮やかに盛り付けられています。旬の野菜のうまみが凝縮されていて、とても美味しい!

ドリンクは、自家製シロップを使ったジンジャーを注文。
真に生姜の力を感じ、唐辛子を入れているからか、ほんのりスパイシー感があり、すっきりした味わいとなっています。
実は、店主さんがお酒を飲めないため、ソフトドリンクの種類にも力を入れているとのこと。お酒が苦手な方でも楽しむことができ、自家製シロップはジンジャー以外にもアップル、金柑、キウイなどもあります。

ディズニー映画「わんわん物語」のかわいいミートボールパスタ

次に注文したのは、開店当初からメニューにあるミートボールパスタ。
上西さんがディズニー映画「わんわん物語」に登場してくるミートボールパスタをイメージしてメニューに取り入れたそうです。そのポスターが壁に飾っていましたが、見るだけで既に可愛いかつおいしそうです。

それでは、いただきます。

パスタの上に大きなミートボールが!肉のうまみがギュッと詰まっており、パスタとトマトソースとの相性が抜群に良かったです。

パスタを提供するこだわりを上西さんに聞いてみました。
通常よく使われるパスタの太さが1.7mmのところ、こちらでは2.2mmと太めのものを使っているとのこと。
この太さの違いが、ボリューム感に繋がり、お腹一杯満足して食べることができます。
また、もちもちした食感もポイントで、お子様からお年寄りまで楽しむことが出来そうです。
さらに、パスタの太さ以外にもこだわりがあるそうで、予めパスタを水につけてふやかし、一食分をまとめて冷凍保存することで、提供する際に、ゆで時間が2分で済むとのこと。普通のものと比べて、すぐに提供することができるそうです。
ランチタイムの際に、お客さんを待たせずに提供したいという思いからこのスタイルになったそう。とてもありがたいですね。

愛媛県産 旬の野菜を使ったボロネーゼとアクセントの七味唐辛子

最後に注文したのは、ボロネーゼ。

旬の野菜がたくさん使われていて食べ応えがあります。半熟卵を絡めて食べるとマイルドな味わいでなんとも贅沢感が満載の一品です。
このマイルドな味も美味しいのですが、少しアクセントを加えたいときは、上西さんが調合した「七味」をふりかけるのもおすすめです。自分なりに調整できるので、ぜひお試しください。

ボロネーゼには愛媛県産の野菜を使っており、提供する時期に応じて食材が違っているそうです。この日は、松山長ナス、ドライトマト、レンコン、さといも(伊予美人)、ズッキーニ、かぼちゃ(坊ちゃんかぼちゃ)、しいたけなどが入っていて、バリエーション豊富で、1つ1つの食感や野菜の旨味とお肉とのバランスが絶妙で楽しむことができました。

七味のブレンドは、韓国産唐辛子、クミン、ガーリックがベースとなっており、陳皮(みかんの皮を乾燥させたもの)、コリアンダーシード、ナツメグ、ホアジャオ、ロングペッパーから調合されているそうです。スパイシー感がある食べ物が好きな私にとって、良いアクセントとなりました。

オステリア・ラ・マンドラゴラの名前の由来に迫る

今年でオープンから2年目になる「オステリア・ラ・マンドラゴラ」。この独特な名前について、聞いてみました。

上西さん:「オステリア」は、イタリア語で、日本でいう居酒屋を指しています。
これまでイタリア料理屋さんで学び、経験してきたことに加え、居酒屋もやりたかったので、それらを掛け合わして今に至っています。
「マンドラゴラ」は、店内に飾っているキャラクターのことで、根っこが「人」の形をした、今にも動き出しそうなかわいい植物です。
ハリーポッターにも出てきますが、地面から引っこ抜くと叫び声をあげていて、インパクトがあり印象に残ったので、この名前を使いたいと思いました。
落ち着いたお店というよりかは、マンドラゴラのようにユーモアがあってワイワイ楽しんでくれるような、笑顔咲くお店にしたいなと思っています。

イタリアンレストランと聞くとおしゃれで敷居が高いイメージがありますが、こちらは居酒屋感覚で立ち寄ることができるので、親しみやすいですね。
普段、私がお店に来る時も「マンドラゴラ」のようにユーモアがあって活気が感じられるので、自然と仲間との会話が弾み、楽しむことができています。

店主・上西さんの素顔について

紅谷:これまでの料理の経歴は、いかがでしょうか。

上西さん:元々料理が好きというわけではないのですが、アルバイト等で経験をしていくうちに料理の楽しさを知って、ハマってしまい戻れなくなりました。
新居浜市のイタリア料理屋さんで3年、砥部町のピザ屋さんで3年、それから東京へ2年ほど行って、イタリア料理以外の経験を積む中で、居酒屋さんにあるメニューなども作ってみたいと思い、30代になった頃に独立して自分で好きなことをしたいと思いました。

紅谷:他にも日本料理やフランス料理などもありますが、なぜイタリア料理の道へ?

上西さん:これまでやってきたアルバイトやピザ屋さんで働いた経験からっていうのもありますが、なんかイタリア料理ってモテそうだからいいなと思いました。

紅谷:たしかに言われてみれば、おしゃれでモテそうですね。

上西さん:自分の感覚では、真に料理好きな人は和食とかだと思います。勝手に思ってますが・・・。自分は、パスタも好きなので、その道に進みました。

紅谷:料理について、工夫している点はありますか?

上西さん:普通の居酒屋さんにおいてある唐揚げとかも出しているのですが、一工夫としてイタリアの魚醬「ガルム」を使い、味付けをしています。シンプルに料理を出すのではなくて、イタリアの食材や調味料を掛け合わせて、美味しく味わってもらえるように心掛けています。居酒屋さんやイタリア料理屋さんにない、この店オリジナルなものを提供することで、お客さんに楽しんでもらいたいと考えています。

紅谷:自分のお店を持って楽しいと思ったことはありますか?

上西さん:普通のイタリア料理店では出てこないような料理を、自ら考えて提供することができるので、固定概念にとらわれず自由な発想で挑戦できる点が楽しいと感じています。ただ、お客さんに喜んでもらえているのか、これでいいのかという不安な思いから怖い部分はありますが、お客さんから「おいしかった」という言葉を掛けていただいたときは嬉しいですね。

上西さんの料理に対する熱心な想いから考えられた、お店オリジナルの要素が詰まったメニュー。他にはない美味しい味を生み出すからこそ、お客さんに楽しんでもらえていることが伺えます。

上西さんにとっての“まじめ”とは?

紅谷:最後になりますが、上西さんにとっての“まじめ’’とはなんでしょうか。

上西さん:自分の好きなこと、やりたいことを真っすぐに突き進むことです。自分の信念が最終的にお客さんの幸せに繋がっていくと思います。今後は、もっとお客さんに楽しんでもらえるよう料理の研究を重ねていきたいです。最近は、特にスパイスにハマっているので、この料理にこの組み合わせというものを探求していきたいと思います。

お話を聞いていると、上西さん自身の探求心や料理に対する想いが積み重なって、お客さんを喜ばせているのだと分かりました。
メニューにはたくさんの種類があって、どれもおいしそうな名前が並んでいます。季節によって料理やドリンクの種類も変わるので、行く度にワクワクするようなお店です。
ぜひ家族や友人、恋人など居酒屋感覚でおしゃれな時を過ごしてみてはいかがでしょうか。

Osteria La Mandragola(オステリア・ラ・マンドラゴラ)

愛媛県松山市福音寺町36-5ラ・フルール・ドゥ松山1F-B

電話番号:050-5834-7886

営業時間:ランチ 11:00~14:30(L.O.14:00)/ディナー 18:00~23:00(L.O.22:00)

定休日:日曜日ディナー、月曜日

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