うしろのしょうめんだ〜れ

はじめまして、まじめしライターのやっつーです。
今回は西条市丹原町にあるカフェレストラン「うしろのしょうめんだ〜れ」を訪れました。いつもお昼時には混み合う人気店で、何度か諦めたこともあるほど。
「うしろのしょうめんだ〜れ」は1985年創業の、自然豊かな丹原町に佇む家庭的な雰囲気のカフェ＆レストランで、30年以上にわたり地元の人々に愛されてきました。
モーニングは９時から11時30分、ランチは11時30分から16時まで営業しています。モーニングも大好評ですが、今回はランチ時間に取材しました。

外観もとても親しみやすい雰囲気。テラス席はペット同伴も可能で、駐車場も完備されているので、車でのアクセスも安心です。

店内もどこか懐かしいレトロな雰囲気もあって、落ち着いた空間。
お腹も空いてきたところで早速注文してきます！

食べすぎ注意！品数豊富なサラダバー

まずは人気の「デミグラスハンバーグ」、に、今回は少し贅沢をして海老フライをプラスしたセットを注文。セットメニューを注文するとドリンクバーとサラダバーなどがついてくるので、お得感満載です。
料理が届くまでサラダバーのコーナーへ。

サラダバーには新鮮な地元産の野菜が並び、好きなだけ楽しめます。

ドレッシングはお店のオリジナルで、店頭で購入も可能。自家製の味わいが楽しめるドレッシングはサラダの新鮮な野菜と相性抜群です。

さらに、ごはんとスープも！

常連さんの中には、料理が届く前にサラダやごはんでお腹が満たされてしまう人もいるとか。

甘さと旨味の黄金バランス！一番人気のハンバーグを実食

席に戻ると、ハンバーグと海老フライのセットが到着。

ボリューム満点！！！

まずはハンバーグから！

30年間変わらぬ合びき肉の配合で、手ごねでふわっとジューシー！

ひと口食べると、どこか懐かしさを感じる味で、甘みのある唯一無二のハンバーグ。デミグラスソースがコク深く、やみつきになる味です。ごはんも進みます！

続いて海老フライ！

オリジナルのタルタルソースをかけて、

サクッと一口。

これもおいし～！衣のサクサク感とエビのジューシーさが絶妙なバランス。タルタルソースとの相性も抜群です！
海老フライ以外にもフライドチキンや白身フライ、カキフライなどにも変更できますよ。

ご当地グルメ、西条てっぱんナポリタンを実食

この取材のために朝ごはんを抜いてきたこともあり、もう一品、「西条てっぱんナポリタン」を注文。熱々の鉄板皿でたまごを具材としたナポリタンは、お店によって味も具材もトッピングも個性豊かです。

料理が届きました！ん！？

野菜やソーセージを使って描かれたお顔！見た瞬間に思わず笑顔に。食べるのがもったいないですが、食欲が勝ってしまうのでいただきます！（笑）

懐かしさと独特の甘さが広がる、癖になるおいしさです。具材もたっぷりで、目玉焼きがトッピングされていて、黄身を崩して絡めるとまろやかさが加わり、さらに絶品！

主役級のボリューム！丹原フルーツパフェを実食

２品食べるとさすがにお腹がいっぱい。でも別腹で頼んでしまったのが「丹原フルーツパフェ」。丹原町は観光農園が豊富で、おいしい果物がたくさん採れる場所として有名です。

え…。想像以上のボリューム！！豪華…。すごすぎる…。
柿やシャシンマスカット、イチジク、メロンなどフルーツ盛りだくさん。

どこから食べようか悩みます（笑）
意を決して、大好物のイチジクから！

みずみずしい甘さと香りが広がります！

これぞ「丹原！」。アイスクリームやクリームも優しい甘さで、次から次へと登場するフルーツの酸味と絶妙にマッチ。見た目も味も大満足の贅沢スイーツパフェでした。

他にもオムライスやからあげ、とんかつなど、バリエーション豊富なメニューが揃っています。どれを食べてもおいしさが詰まっているので、ぜひ足を運んで、お気に入りの一品を見つけてくださいね！

両親の味を引継ぎ、ずっと愛されるレストランに

満腹になったところで、インタビューへ。このお店のオーナーの大澤ルリ子さんにお話を伺いました。

やっつー：お店ができた経緯を教えてください。
大澤さん：父と母がやっていたお店で、40年前にオープンしました。
やっつー：お店の名前「うしろのしょうめんだ〜れ」の由来は？
大澤さん：父から聞いたのは、大人から子どもまでみんなが知ってもらえる、覚えてもらいやすい名前にしたくて名付けたみたいです。
やっつー：もともとお店を継ぐことを考えていたのですか？
大澤さん：初めは考えていなかったです。手伝い始める当時、食に興味はあって、調理師学校に通っていました。私は３人姉妹の末っ子で、姉も手伝っていたのですが、結婚などで手伝える頻度も少なくなり、手伝い始めました。
やっつー：改めて、このお店のこのコンセプトを教えてください。
大澤さん：安心安全は当たり前なんですけど、パフェとかもみんながびっくりするような、印象に残るようなものを作りたい思いはあります。ただおいしいだけじゃなくて、面白かったとか、感動したとかがあると「また来たいな」と思ってもらえるんじゃないかなって。そんなお店作りを心掛けています。

やっつー：人気料理は？
大澤さん：１番人気でよく出るのはハンバーグですね。レシピを作ったのが母親で、それを引き継いで 同じようにやっています。そこにクリームチーズや野菜をコラボして、いろんな味を楽しめるようにアレンジは加えています。
やっつー：ハンバーグに甘さを感じたのですが、こだわりはありますか？
大澤さん：母は、お肉の配合にちょっと苦労したと言っていました。
やっつー：結構試行錯誤されて、今の味にたどり着いたんですね。テイクアウトもできるんですか？
大澤さん：弁当のテイクアウトや、周ちゃん広場で弁当も販売しています。
やっつー：サラダバーのオリジナルドレッシングも印象的でした。
大澤さん：丹原町にある今井青果の社長さんが、絞ったレモンが大量にあるので何かできないかという相談があって、それがきっかけで自家製のオリジナルドレッシングを誕生しました。最初はサラダバーでしか出してなかったですけど、お客さんから「売ってほしい」と相談を受けて、販売するようになりました。

やっつー：お店で買って帰ることもできるんですね。
大澤さん：そうですね。うれしいことにリピーターも増えています。お店以外にもグランフジとか、小松おあしす市場でも販売しています。
やっつー：今度、見かけたら絶対に買います！野菜も新鮮ですね。
大澤さん：農家さんとも連携しながら、旬で新鮮な地元の野菜を使っています。

やっつー：今後の展望を教えてください。
大澤さん：まずは現状維持ですね。コロナも落ち着き、ありがたいことに多くのお客さんが来店してくれています。人気のハンバーグも母親がいなかったら誕生していない。そのベースとなっている味は保っていきたいし、大事にしていきたい部分でもありますね。

やっつー：最後に大澤さんにとって「まじめ」とは何ですか？
大澤さん：長くやっているので、同じことばっかりするのもなんか嫌になってくるときもあります。ただ、昔から両親がコツコツ働いて、昔は平日の夜も開けて。朝から晩まで働いていた姿を思い浮かべると、コツコツなんか地道にやっていくことが私にとっての「まじめ」ですかね。
やっつー：今日お話しを聞いて、ハンバーグをはじめとする料理のおいしさの秘訣がさらに分かりました。またプライベートでお邪魔させていただきます。本日はありがとうございました！

昔からハンバーグの味を守り続け、たくさんの人に愛される「うしろのしょうめんだ〜れ」。家庭的な雰囲気のこの場所で、お腹も心も満たされること間違いなしです！