「新居浜太鼓祭り」の熱気あふれるうどん店

小麦

祭りの熱気を感じながら味わう、地元愛に満ちた一杯。

新居浜市のうどん店「小麦」で、心もお腹も満たされる時間を

ライターの眞弓莉沙子です!
今回は、愛媛県の東寄りに位置する新居浜市にある人気のうどん店「小麦」さんを取材してきました!
実は、テレビ東京系列『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』でも紹介されたことがあるこちらのお店。取材前からすごく楽しみにしていたんですが、実際にお店にお邪魔すると、想像以上のボリュームと、そして祭り愛に溢れる空間に驚きました!

祭りの熱気が漂う!地元愛たっぷりのうどん屋さん

新居浜ICから車で6分ほどのところにある「小麦」。建物の上部に掲げられた看板が目印です。

お店の中に入るとまず目に飛び込んできたのは、新居浜市で毎年10月に開催される秋祭り「新居浜太鼓祭り」の法被や太鼓台の飾り!
さらに店内のモニターでは、実際のお祭りの映像も流れていて、まるで祭り当日の熱気の中にいるような感覚に。

聞けば、店主の西原歩さんは祭りの担ぎ手である「かき夫」として毎年参加されているそうで、「10月に入ると、町全体の空気が祭りモードになるんですよ」と教えてくれました。ちなみに、お祭り当日はお店を閉めて参加されるそう(笑)。

店内はテーブル席がメインですが、お座敷もあってファミリーや地元の方たちがゆったり食事を楽しめる雰囲気。夜になると一品料理やおつまみも豊富に揃っていて、居酒屋感覚で訪れる人も多いんだとか。家族でお店に訪れて、親がつまみで一杯、子どもはうどんやそばを食べる、という光景がよく見られる、まさに地域密着型のお店です。

どれも食べ応え抜群!小麦の人気メニューたち

それでは、さっそく気になるお料理をご紹介!

まずいただいたのは、出川さんも番組で食べていたという「特上天ぷら抹茶ざる」!

抹茶が練り込まれたうどんは、風味豊かで見た目も爽やか。食感はもちもちで、つるんと喉越しも最高です。さらに、とろろと生卵がついていて、途中で味変できるのも楽しいポイント!まろやかさがプラスされて二度おいしいです。

そして天ぷらがすごい……!海老天3尾に、かぼちゃ、なす、大葉と、どれもとにかく大きくてびっくり。衣はサクッと軽くて、具材の味がしっかり引き立っていました。

続いては、人気の「肉キムチうどん」。
ピリッとした白菜キムチと、旨味たっぷりの牛肉がどっさり入った一杯です!

うどんはしっかりコシがあって、食べ応え抜群。キムチの辛さは控えめで、むしろコクが深まってクセになる味わい。食べ進めるほどに食欲が増していく感じで、最後までペロリと完食しちゃいました!

最後は「特上天丼」。テーブルに届いた瞬間に驚いたのは、そのボリューム!

海老天3尾にかぼちゃ天、なす天、たまご天までのった天丼に、なんとミニかけうどんまでセットでついてくるんです!
天ぷらの大きさもさることながら、ごはんの量が普通の定食のごはん3杯分くらいしっかり盛られています(笑)。それでも最後まで美味しく食べきれてしまうから不思議。
かけうどんもやさしいお出汁とコシがある麺!お腹も心も大満足のメニューです。

変わらず続けることが“まじめ”な姿勢

ここからは、店主の西原さんに少しお話をうかがいました!出演は恥ずかしい…とのことなので、後ろ姿で失礼します(笑)。

眞弓:このお店はいつから営業されているんですか?

西原さん:今年で44年目です。僕は2代目になります。

眞弓:そうなんですね!お店に入った瞬間、印象的だったのが太鼓祭りの装飾でした。お祭りお好きなんですね!

西原さん:そうですね。10月に入ると、町も僕自身も一気にお祭りモードに入ります。当日はお店をお休みして参加しています。

眞弓:地域の人にとっても、祭りと「小麦」さんはセットで思い出される存在かもしれませんね。お客様は地域の方が多いですか?

西原さん:はい。ありがたいことに、三世代・四世代で通ってくれるお客さんも多いです。テレビに出た時は県外からのお客さんも多かったです。

眞弓:うどんは、すごくコシが強くて美味しかったです。何か特別な作り方を?

西原さん:いや、自己流ですね。もともと父の知り合いの店で少し学んだんですが、自分が美味しいと思う味を追求して、日々調整しています。

眞弓:抹茶ざるもユニークで美味しかったです!

西原さん:ありがとうございます。夏限定にしているのは、寒い時期にはあまり出ないからです(笑)。季節に合わせて出したいなと思って。

眞弓:抹茶と聞くと夏のイメージですもんね。天ぷらも一つひとつが大きくて、天丼は本当にボリューミーでした!

西原さん:喜んでもらえるように、なるべく大きな素材を選んでいます。うちはもともと量が多いんですよね。

眞弓:味はもちろんですが、ボリュームも大満足でした!ちなみに「小麦」さんの他にも、もう1店舗されていると聞いたんですが?

西原さん:そうなんです。もう一つ、「小麦」の近くで「A classkom」というスナックっぽい感じの店もやっていて。そこでは、お酒はもちろん、おつまみ系やパスタ、オムライスなどの洋食も提供しています。

眞弓:こちらのお店とはまた雰囲気がガラッと変わっていいですね!そちらのお客様も地元の方が中心なんですか?

西原さん:はい、地元の方も多いですね。2店舗をうまく併用しながら、今後も続けていけたらと思っています。

眞弓:最後に。“まじめし”という企画なんですが、西原さんにとって“まじめ”とは?

西原さん:変わらずやり続けること、ですかね。今後も同じように続けていけたら、それが一番まじめだと思っています。

お話を聞けば聞くほど、西原さんの「地元愛」と「変わらない日常を届けるまじめさ」が伝わってくる、そんなお店「小麦」。
観光で新居浜に来た人も、地元の人も、どこかホッとする空間と、お腹も心も満たしてくれるボリュームたっぷりの料理にきっと魅了されるはず。新居浜にお越しの際は、ぜひ「小麦」に立ち寄ってみてくださいね!

小麦

愛媛県新居浜市喜光地町1-14-18
電話番号:0897-41-6567
営業時間:11:00〜21:00
定休日:水曜日

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