ラーメンみやび屋
愛媛県新居浜市で行列のできるラーメン店!
自家製麺の秘密は〇〇たっぷり!?小麦粉は〇〇産!一体なに??
愛媛県新居浜市在住のライター。山本清文です。
わたしの暮らす新居浜市はラーメン激戦区。人気のお店がたくさんあるのですが、今回ご紹介するのはこちら。
ラーメン みやび屋。
新居浜駅の南口から徒歩5分ほどにあるので、電車でお越しの方にもお勧め。もちろん駐車場もあります。
2016年オープンのみやび屋。
開店時より契約駐車場の台数が増えています!これはファンが増えている証拠ではないでしょうか。
県外ナンバーも良く目にする、多く麺通を唸らせている、知る人ぞ知る名店。もちろん地元の方に愛されており、ほとんどがリピーター!店内に待つための椅子が並んでいるのですが、行列も長くなっています。
食券を購入して、スタッフさんに渡して待ちます。
ご主人・小野雅弘さんにお話を伺います。
山本:もしかしてみやび屋の、お名前はご主人のお名前からですか?
小野さん:そうなんですよ!
東京の人気ラーメン店「百麺」で10年修行を積み、その後、縁あって今の場所にオープン。
新居浜では有名な人気のラーメン店になっています。
お店は取材したこの日も14時過ぎてもカウンターは満席状態。
山本:すごい人気ですね
小野さん:いやいやたまたまですよ。ちょっと前に覗きに来てくださってましたね?
と、謙遜される小野さん。私はちょっと離れたところから様子を見ていたのですが、いつの間に見られていたのでしょうか!?いつもお店の外にまでアンテナを張っているということ。すごいなぁと感心。
さて。 麺は自家製麵。愛媛県産の小麦粉を使用!その名も「愛媛の大地」!
可愛いパッケージデザインの「愛媛の大地」。毎日麺をお店で作られています。
麺の特徴は、水分量が多い多加水麺であること。手作りにもかかわらず、中盛も同じ料金でいただけるのは嬉しい!
そして、スープ。メインはしょうゆと塩の2つ。それぞれにつけ麺もあります。
醬油ダレは3種類の醬油をブレンドし、鶏の旨味が引き立ちます。
醤油ラーメン 味玉トッピング!
塩ダレは「淡路島の藻塩」をメインに厳選された2種類の天然塩をブレンド。そこに魚介ダシが加わるのです。
塩ダレが魚介の旨味をさらに引き立てるのです。
みやび屋のラーメン。どちらもお勧めですが、特に塩は、他ではなかなか味わえないラーメンだという方も多い人気の味。
これが常連さんの間で『朝から食べたくなるラーメン』と語られているのです。 ではさっそく作っていただきましょう。
麺をゆでると一気に湯気が!
一杯一杯丁寧に、まじめに作られています
塩の旨味がここに詰まっています。
チャーシューも注文を受けてから焼いています。
小野さんのリズミカルな湯切り!
塩ラーメン全部のせ!完成。
今回、私は塩ラーメン全部のせをいただきます!
ではいただきまーす!まずはスープから!
おいしいー――!優しいスープ!
確かに塩味ではあるのですが、魚介も美味しさも広がる。でも、どちらかが強く主張してくるわけではなく絶妙の塩梅。自然ともう一口。 この優しくもしっかりとした旨味の詰まった塩のスープに、麺がどう絡むのか?
見せてもらおう、自家製の多加水麺の実力を!
スープに絡んだ中太麺。コシのある麺を噛むと口の中で麺が踊るように弾けます。
全粒粉の粒々感がわかりますか?小麦粉「愛媛の大地」の香りが鼻から抜けていきます。同時に広がる塩の優しさ。
これは、もう止まりません。ズズーッと啜ると「はぁーっと」幸せのため息が。 そこからはもうエンドレス。箸がとまることはありません。
ライター業を忘れさせるくらい夢中になってします。みやび屋のラーメン。
小野さん:部位の違いを楽しんでいただきたい!
バラ肉と肩ロースの2種類が乗っています。※全部乗のせは3枚!
目の前で焼いてくれるチャーシューの香ばしさ。ジューシーな食感。これまた「はぁーっ」と幸せのため息。いつのタイミングでチャーシューを食べるのか、毎回嬉しい悩みなのです。
全部のせには、海苔、ネギ、メンマ、味玉も。少しずつ味を変えながらまた麺を啜る。この一杯に、懐石料理のようなラーメンという芸術作品が、器という世界に詰まっています。
書いている今も、思い出して食べたくなっています(笑)
小野さん:野菜類は出来る限り愛媛県産を使いたい。ほうれん草はしょうゆラーメンに合うんです。付け合わせも塩としょうゆで異なります。
と、せっかくなので、つけ麺もご紹介しましょう!ということで、今度はしょうゆ!
つけ麺をご覧いただくと、より麺の魅力がダイレクトに伝わるのではないでしょうか?
もうキラキラと輝いています!そこに、チャーシューとほうれん草! シンプルながら洗練されたつけ麺。こちらも完成度が高いです。
とはいえ・・・、僕はお腹いっぱいということで、小野さんにご自身で作ったつけ麺を食べてレポートいただきました!
小野さん:なかなか自分でここまで商品の状態で食べることはないんです
と、ズルズルっといい音を立てながら自分で作られた麺を啜られます!
小野さん:ん!おいしいっすね!」滅多に見られないレアな写真です
ちょっと控えめながらも、ご自身が作ったつけ麺を確かめるように食されていました。
このころには、僕は「つけ麺も食べられたかも」と小野さんのしょうゆつけ麺も食べたい思いが沸き上がっていました。そして、次の来店時はしょうゆつけ麺にしようと心に決めたのです。
小野さんにとってまじめとは?伺いました。
小野さん:まじめですか?何だろうなぁ
山本:僕の知っていることで言えば、毎日お店に行かれていますよね?もしかして定休日も?ってくらいに
小野さん:出来る限り自家製でやっているので、毎日仕込みしないと休みの日でも間に合わないんです。だから、店に来ない日はないんじゃないかな(笑)
お店を入ると大きな鰹節の段ボール。いい素材をたくさん使われています。
私、実をいうとみやび屋さんの近くに住んでいるんです。朝、お店に向かうご主人を見かけることがあるのですが、定休日もお店に向かわれていて、あれ?と思っていたんです。
これ以上、まじめはあるのでしょうか。
山本:ちょっと、休みもとっていただきたいなという思いもありますが
小野さん:しばらく移動できなかったから、今年は少し長めの休みを取って実家に帰りたいと思っています
私も食べ歩くのが好きなのですが、みやび屋の定休日である月曜日に、他の飲食店で何度か小野さんに出会ったことがあります。地元のお店に積極的に食べにいき、刺激をもらっているのだといいます。
小野さん:飲食店やっていると、気持ちがわかりますからね。特にラーメン店を中心に回ってます。仲間ですからね。みんながんばっているなって思います。あぁ僕だけじゃないなってなります
山本:刺激をもらえますか?
小野さん:そうですね。味うんぬんじゃなくて、これは手作りやっているなとか、どれくらい仕込みに時間かかっているなとか考えちゃいます
山本:職業病ですね(笑)でも、みやび屋さんの人気の秘密、おいしいお店の理由がわかりました
小野さん:そうですね(笑)。まぁわかりませんが、楽はしてないですね
季節ごとに、限定のラーメンを食べることもできます。
そこでは地元企業とのコラボした、梅ラーメンやゆずラーメン。地元鶏肉屋さんから仕入れて作る鳥チャーシューも味わえます。
日々研究することを止めない小野さん。これからも応援しています!
今年、栃木のご両親に久しぶりに会いにいくとお話してくれました。
栃木には、小野さんのラーメンの原点ともいえる佐野ラーメンがあります。地元で英気を養って、またまじめでおいしいラーメンがこの愛媛の地で食べられることを強く願っています。
ラーメンみやび屋
住所 :〒792-0821 愛媛県新居浜市瀬戸町3-95
電話番号:0897-41-7560
営業日:11:00~15:00 18:00~21:00
定休日:月曜日