変わらない味と、変わらない姿勢。今治のまじめなうどん屋
うどんの里 やまびこ本店
今治で40年以上愛されてきた老舗「うどんの里 やまびこ本店」の魅力
親子で守る、今治に根ざす老舗のうどん屋

今治小松自動車道・今治湯ノ浦ICから車で約5〜10分の場所にある「うどんの里 やまびこ本店」。1986年に創業し、長年地元で親しまれ続けてきた、今治の老舗うどん屋です。
現在は、今治市宮ヶ崎にある本店と、今治市玉川町にある玉川店の2店舗を展開。本店は、今回取材させていただいた別宮さんが、玉川店は別宮さんのお父様がそれぞれ切り盛りしているそう。親子二代で暖簾を守りながら、地域の味を大切にし続けています。

店内は広々としており、全60席を完備。テーブル席に加え、小さなお子さま連れにも安心な座敷席もあるため、どんな年代の方もゆったりとくつろげる雰囲気。
平日は地元の方々、週末には家族連れや観光客、1人でふらっと立ち寄るお客さんなど、さまざまな人に親しまれているお店です。

店内に入ってすぐ目に入るのは、愛媛県今治市出身のアーティスト・Superfly(越智志帆さん)のサインと写真。その他にも有名な方のサインが並んでいます。地元とのつながりの深さが感じられるこの空間は、ファンのみならず、多くの来店者の目を引きます。
店内を撮影していると、地元の学生たちが「こんにちは!」と元気に挨拶しながら店内へ。そんなほっこりする光景からも、この店がいかに地域に根付いて愛されているかが伝わってきました。
40年愛される、老舗の味を実食!
そんな地元の人たちに愛される老舗の味を求めて、早速人気No.1メニューの「だし入りカレーうどん」をいただきました!

長年愛され続けるだし入りカレーうどんは、創業当初から変わらないお店の看板メニューです。今治風のやわらかめの麺に、とろりとしたカレーつゆが絡む至極の一杯!

昆布と鰹節から丁寧に引いただしがベースとなり、カレーの香りとコクをより深く引き立てています。 一方でスパイスは控えめ。食べ進めるうちに、ふっと肩の力が抜けるような、どこか懐かしい安心感が広がります。


そこに添えられた生卵と、甘辛い牛肉が絶妙にマッチ。一緒に白米を食べたくなる満足度の高い一杯でした!

一緒に注文したおにぎりは、注文が入るごとに握ってくれるので、いつでも握りたてが味わえます。おにぎりから溢れそうなほどたっぷりの昆布がうれしい!カレーうどんとの相性も抜群で、添えるだけで食事の満足度がぐっと高まります。


ひとつひとつの具材がしっかり主役を張る、冷やしスタミナぶっかけうどんも注文しました!えび天の香ばしさに加え、旨みの詰まった牛肉、とろろと卵のまろやかさ、サクサクの天かすの食感とネギの爽やかさが重なり合います。だしをかけると、全体がひとつにまとまって、完成度の高い味わいに。
冷たい麺はつるりとのどごしが心地よく、添えられたわさびがいいアクセントになって、最後まで飽きずに食べ進められます。ボリューム感もあり、スタミナをつけたい日にはぴったり!


通年置いてあるというおでんは、素朴ながら丁寧に仕込まれた家庭的な味が魅力。「どれを食べようか…。全部美味しそう!」と選ぶ時間も楽しめます。


選んだのは、厚揚げと卵、糸こんにゃく、そしてやわらかく煮込まれたお肉。全てにしっかりとだしの味が染み込んでいて、店のやさしい味づくりが表れています。自家製の味噌とからしをつけると、さらに格別に。

メニューに使われる野菜は基本的に愛媛県産を使用しており、地元食材を生かす姿勢も印象的でした。近年ではかすうどんが人気を集めているそう。トッピングのバリエーションも多く、自分好みのうどんにカスタムできるのも楽しみのひとつです。
店主・別宮さんに聞く、創業時より“変わらないもの”と“まじめな想い”

老舗の味を堪能した後は、店主の別宮さんにお話を伺いました。
堀内:麺がやわらかく食べやすかったです。麺へのこだわりについて教えてください。
別宮さん:自家製麺で、毎朝7時ごろから店内で仕込みをしています。今治の麺は、讃岐うどんほどの強いコシではなくて、やわらかめの食感が特徴なんです。
堀内:そうなんですね!お店を40年以上続けてきて、「変わらないもの」と「変えてきたこと」があれば教えてください。
別宮さん:変わらないのは、「日々感謝の気持ちを持ちながら店を開けること」ですね。どんな日でも、お客さんが来てくれるのはありがたいです。

堀内:目の前のお客さんを大切にされているんですね。最後に、別宮さんにとっての、“まじめ”とは?
別宮さん:ちゃんと店を開けて、変わらずにやり続けることです。創業当時から、「自宅でゆったりと食事をしているような、店の雰囲気づくり」を大切にしてきました。実家に帰ってごはんを食べるような気持ちで来ていただけたらうれしいですね。
別宮さんのあたたかな人柄と「変わらないことを続ける」という姿勢が、長く地元に愛されてきた理由なのだと感じました。一杯のうどんに込められたやさしさと誠実さを、ぜひお店で味わってみてください。
うどんの里 やまびこ本店
愛媛県今治市宮ヶ崎甲707-1
電話番号:0898-48-8088
営業時間:11:00〜20:00(L.O.19:45)
※うどんがなくなり次第終了
定休日:水曜定休