RESTAURANT TAKAMATSU

ライターの佐藤です。愛媛県内子町、同じく内子町にある楽農研究所の菊地さんにご紹介いただき、普段取材NGのお店を特別に取材させていただきました！

とっても静かで、歴史と情緒を感じられる内子町。
落ち着いた雰囲気の街並みを歩きながら、目的地へ向かいました。

そこには、住宅街の中にひっそりと佇む一軒家が！
2016年11月にOPENした「RESTAURANT TAKAMATSU」。

中へ入ると、上品でモダンな雰囲気の空間が広がっていました。

早速、オーナーシェフの高松 克明さんに、お店についてお聞きしました。
（隠れ家的存在なので、高松さんの顔出しも無しで取材しています）

佐藤：普段、取材はお受けしていないとのことで・・今回は本当にありがとうございます！
高松さん：いえ菊地さんのご紹介なので！笑
佐藤：（心の中で「菊地さん・・ありがとうございます・・！」）
佐藤：ご夫婦で切り盛りされているとお聞きしました！
高松さん：そうなんです！急にご来店された方にご迷惑おかけしないように、予約していただいた方にしっかりと応えられるよう、あえて離れた今の場所にお店をつくったんです。本当は観光ガイドに載ったり、取材を受けたりもした方が良いとは思っているんですが…。
佐藤：お客様を大事に想う気持ちが、完全予約制の理由だったんですね！

佐藤：メニューはコース料理ですか？！
高松さん：コース料理ですが、メニューはお客様によって変えています
佐藤：え？！毎回変えているんですか？
高松さん：はい！来たお客様のデータを取っておいて、次に来た時になるべく同じ物を出さないようにしています
佐藤：それはもう予約でないと入れないわけですね！でも大変ですよね・・何かきっかけがあったんですか？
高松さん：昔スーシェフをしていた時に、とある有名人の方が来られたことがあったんです。 その時に料理長に代わってメニューを考えたのですが、そこでその人に合った料理を提供する方がいいなと思うようになりました。

いくつかのメニューを作って営業していた時期もあるそうですが、週に何回か来てくれるお客様は同じメニューになってしまうのがやはり気になり、今の形になったそうです。

お話を聞いていると、高松さんの経歴も気になってきたので聞いてみることに・・

中学生くらいから家族によく料理を作るようになり、家族に「美味しい！」と言ってもらえたのが嬉しくて料理人を目指したという高松さん。
以前は松山市のレストランで11年勤められ、その後内子町のパン工房で主任という役割を担いながら、TAKAMATSUの立ち上げ準備をされていたそうです。

そして、気になっていた数々のトロフィー。 なんと!料理コンクールなどで数多くの賞を獲得された凄い方だったのです。

早速、シェフオススメの一品目が！

なんて華やかな！
見た目も好き・・美味しそう～！

内子豚のしゃぶしゃぶは、内子豚のしゃぶしゃぶに、内子産の様々な野菜、玉ねぎやパプリカ人参等が沢山詰まった一品。

佐藤：シェフ！いただきます！

ん～～美味しい!!!

高松さん：それは良かったです！！

と優しい笑顔の高松さん。

佐藤：内子豚がまた甘みがあって、柔らかくなんともジューシー！！お野菜も新鮮でさっぱりしたソースとよく合う〜！
高松さん：野菜は全て内子産で、ソースはオリジナルソースです！！

本当に内子へのこだわりが沢山詰まっている！！

聞いてみると内子町立川ご出身とのことで、お料理だけではなく、店内の細部に内子へのこだわりが溢れていました！

高松さん：店内の壁は内子の町並みと同じ白壁にしていて、カウンター部分は内子の和紙を使ったライトになっています！

テーブル、天井の木に至るまで内子産とのこと！

壁に飾られた絵画も、内子の方や、高松さんのお母様が描かれたそうです。
すべてにおいて洗練されて素敵ですね～

内子へのあふれる想いを伺ったところで、2品目が登場！
わ～～なんとも綺麗な・・！！まさに芸術作品！

愛媛県産天然真鯛と内子産黄色と緑のズッキーニのルーレ・白ワインのホワイトソース・グリーンピースのピューレです。

佐藤：これは美しい・・・眺めているだけでニヤニヤしてしまう・・・眺まず表面の美しいお野菜・・凄い・・！
高松さん：頑張って巻きました！笑

切るのがもったいない～と思いながら、一口。

佐藤：なんだこれは？！美味しい〜！

佐藤：まず、真鯛がふっくら！口の中でふんわりとろけていく～！

高松さん：ズッキーニに包まれている真鯛は蒸し上げていて、ホワイトソースは白ワイン、魚で取った出汁・生クリームなどを混ぜて作っています。

佐藤：グリーンピースをこんなに美味しいと思ったのはじめてです！！
高松さん：グリーンピースはベーコン等と一緒に炒めているので。味もしっかりしています。
佐藤：これは…お酒とも合わせたいですね！取材でなければ白ワイン飲みたかったです！笑
高松さん：日本酒もよく合いますよ！オススメです！

本当に贅沢な時間！！ごちそうさまでした！！！

こんなに本格的なフレンチが食べられるのに、堅苦しくない雰囲気で心地が良く、リラックスして楽しめました。内子産のお野菜をふんだんに使ったお料理に空間まで・・なんて特別な時間。
来るたびにワクワクするお店に違いない。なんだか落ち着き、心もとてもあたたまりました。

最後に、高松さんへあなたにとっての”まじめ”とは何か、聞いてみました。

高松さん：自分の直感を信じてそれを貫くことですね。

高松さんの、お店に対する絶対的信念や、お客様に対する想い。ひとつひとつにまじめが溢れていました。

高松さん：地産地消にこだわっているので、内子の味を是非楽しんでいただきたいです! オーナーの顔が見たい方は、是非予約をして行ってみてください！