ティモンディ高岸宏行さんおすすめ!全メニューがエース級に美味しい居酒屋
愛媛県の高校野球強豪校、済美高等学校・野球部出身。済美高校の校訓でもある「やればできる!」をキャッチフレーズに活動し、愛媛県に深くゆかりのあるお笑い芸人・ティモンディの高岸宏行さん。
高岸さんが「著名人おすすめまじめし」として紹介するお店は、愛媛県宇和島市出身、近鉄バファローズでプロ野球選手として活躍した岩村敬士さんがオーナーをしている居酒屋「海鮮・相撲茶屋 うわじま場所 二番町店」。
2年前に番組の打ち上げで初めてお店に訪問したそうで、その時に注文した新鮮な魚や肉の虜となったそう。
今回は、「海鮮・相撲茶屋 うわじま場所 二番町店」のお店の魅力を、高岸さんが紹介します。
地元・宇和島の魚のおいしさを伝えたい!「うわじま場所」の始まり
「海鮮・相撲茶屋 うわじま場所 二番町店」は、岩村さんが代表を務める株式会社ビストロプラスが直営している店舗で、全国で5店舗展開している「回転寿司すしえもん」などの経営もしています。まずは、「うわじま場所」の歴史について、伺います。
高岸さん:最初はどういった経緯でこのお店を始められたんですか?
岩村さん:「うわじま場所」は、まず、宇和島に1号店(現在は閉店)を出させてもらって。それが今から大体14年前
高岸さん:じゃあ僕が済美に行く前、愛媛に戻ってくる前の話だ
岩村さん:「うわじま場所」は、僕が出店した飲食店1号店目で、初のチャレンジでした
---元々、株式会社アクアプラスという水産業の会社を経営していた岩村さん。アクアプラスは、日本でもトップクラスの生産量を誇る宇和島の鯛・鰤を中心とした生産のサポートなどをしています。生産者へ向けた魚餌の販売、また養殖魚一匹一匹にビタミン剤やワクチンを打つなど、安心・安全な取り組みを実施しています。
岩村さん:水産業をする中で、生産者が「赤字や、赤字や」言いながらも一生懸命朝から晩まで餌やりしている、その姿をよく見ていて、僕も微力だけど少しでも多くの人に宇和島の魚を伝えたいという想いが生まれて、引き続きアクアプラスで水産業をしながら、飲食業界にも参入することを決めました。
自分で飲食店を出して、PRしようと始めたのが、「うわじま場所」なんです
高岸さん:みんなのサポートじゃないけど、後押しをしようという想いから、「うわじま場所」が始まったんですね
地元の人にとっては、鰤(ぶり)は買うものではなく貰うものだというほどに、宇和島市では鰤の養殖が有名。特に宇和島の鰤の美味しさを伝えたいと思い、飲食店を開く決断をした岩村さん。イチオシの鰤の刺身に加えて、初めはちゃんこ鍋もあわせて看板メニューとして提供しました。
鰤の刺身とちゃんこ鍋の二本柱で宇和島に本店を開店させた翌々年に、松山市二番町に「うわじま場所 二番町」をオープンします。その後もお店をやっていく中で、岩村さんは鰤の新たな提供の仕方を発見します。
岩村さん:「うわじま場所」を12年前にやり始めて、鍋は、ずっとちゃんこでやってきたわけです。夏場になったら刺身を売るしかないから、刺身をどんどん売って、それで頑張ってきたんですけど、今から9年くらい前だった思うんですよ。鰤はずっと安定して美味しいんですけど、鰤をしゃぶしゃぶにできないかって思ったんです
高岸さん:かつて、鰤しゃぶはなかったんですか?
岩村さん:なかったです。鰤しゃぶっていうキーワードをたまたま見つけて、これをやろうって。出汁にこだわって、出来上がったのが今の鰤しゃぶなんです。
鰤しゃぶを出し始めて、気が付くと、看板メニューがちゃんこ鍋から鰤しゃぶに変わっていったんですよ。これはびっくりしましたね。
これだけお客さんが「鰤しゃぶ、鰤しゃぶ」って言ってくれるので、勝手に僕、その時から、鰤しゃぶは11月1日解禁って決めたんですよね。10月31日までは絶対に食べさせないって
高岸さん:じゃあ今は真夏なので・・・今日は?
岩村さん:ないです
高岸さん:えええーー!食べたかったーー。また次に来た時は絶対食べます!
旬の時期の、美味しい鰤を食べてもらいたい一心で、11月1日から3月末ごろまでと期間限定で提供している鰤しゃぶは、お店の注文ランキングで堂々一位を獲得するほどの人気ぶり。高岸さんのように、期間外に食べられないと残念がるお客さんも多いそうです。
高岸さん:お話を伺っていたら、そろそろお腹が空いてきてしまったので、お料理いただいてもいいですか?
岩村さん:もちろん!僕のセレクトで、魚と肉の二刀流でお出ししますよ!
全員エース!なお店のメニュー食べ尽くし!
魚料理として出てきたのは、刺身の盛り合わせ。3種盛りから値段に応じて作ることはできますが、今回は、たこ・カンパチ・伊達真鯛・カツオ・いくらの5種類がのった特別な一皿。お皿からは、豪華にスモークが出ています。
高岸さん:おしゃれだなー!イリュージョンみたい・・!
岩村さん:今回は、鰤の代わりにカンパチを・・ゴリゴリカンパチ
高岸さん:ゴリゴリってどういうことですか?
岩村さん:食感が“ゴリゴリ”なの。食べたらわかるから!
そう言われて恐る恐る食べてみる高岸さん。
高岸さん:うわぁ!ゴリゴリ!!・・・鮮度がいいから、この歯応えになるんだろうなぁ。
宇和島産のたこは、吸盤と身がそれぞれ捌かれているものを一緒に食べるのがおすすめ。たこも普通とは食感が違うようで・・?
高岸さん:シャキシャキ!!食べやすい!これも鮮度がすごいから、歯応えが違うんですよね!
岩村さん:たこの鮮度は市場にある時から選ばないと失敗するから。茹でた時に足がクルンと回るのが鮮度がいい証拠
高岸さん:これも宇和島から鮮度がいい状態で仕入れているんですね。選抜選手揃いだ!
宇和島の新鮮な鰤や鯛を中心に日本中の旬の魚を提供している「うわじま場所」ですが、肉料理も美味しいんです。
「うわじま場所」一号店をオープンした翌年に、「ホルモン村」という焼肉店をオープンさせた岩村さんは、そのお店で提供している肉を「うわじま場所」にくるお客さんにも食べてほしいということで、肉料理の提供も行っているそうです。
2022年6月には、お客さん自身で焼くことができる焼肉専用カウンターテーブルを作るほど、肉料理にも力を入れています。
高岸さんがお気に入りのメニューは、「超極厚プレミアムとんかつ」、通称プレかつ。宮城県気仙沼市の和豚もちぶたを使用しています。
高岸さん:この分厚さ!辞典くらいありますよ。・・・いただきます!
高岸さん:うわぁ!やわらかっ!お箸のてこだけで切れる・・!こんなに分厚いのに、味がしつこくないんですよ。さっぱり食べられる
岩村さん:この柔らかさはあまりないと思います
高岸さん:これすごいですから!スタッフの皆さんも食べてください!
お言葉に甘えて、スタッフもいただきました!本当に美味しい!取材も忘れて夢中に食べてしまいました。
この日は、この他にも宇和島鯛めしやシェアステーキなど9品の料理を、お腹いっぱいいただきました!
当日いただいたすべてのメニュー
「うわじま場所」はここが“まじめ”!
どの料理もエース級に美味しい!と高岸さん。それぞれの料理がここまで美味しい理由を伺います。
岩村さん:普段からいろいろなお店に足を運ぶんだけど。たとえば、刺身に使っている塩は、「すしえもん」で使っていて、フランスの塩なんだけど、あれは築地にあるいつも行くお寿司屋さんの塩がいつも美味しいものを使っているなと思って、大将に「いつも何の塩を使っているんですか?」って聞いて、教えてもらった塩なの。僕は他のお店のいいところを徹底的にパクっているんだよね(笑)
高岸さん:いろんな店舗のエースで4番をスカウトしてるんだ!でも、いろんなお店のいいところの集合体で、結局は「うわじま場所」オリジナルの味が作り出せているんですよね
岩村さん:中途半端なものは出したくなくて。全部自分で食べて、自分の中でクリアしたものしか提供したくないんです。刺身の厚さなんかも、それぞれのお店の厨房と話し合いながら、お客さんが食べる時に美味しくいただける厚さを研究したり
岩村さんが素材・調理法など全てこだわり抜いた料理が揃う「うわじま場所」。高岸さんが感じた「うわじま場所」の“まじめ”なポイントは・・?
高岸さん:岩村さんのお客さんをハッピーにさせようとする姿勢ですね。みんなを元気にさせたいという真摯な想いが“まじめ”だと思いましたね
岩村さんの、地元・宇和島の魚のおいしさを伝えたい、お客さんへ本当に美味しいものを提供したいという想いが形となった「うわじま場所」。愛媛県松山市へお越しの際は、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
高岸宏行
1992年10月8日生まれ。愛媛県出身。
グレープカンパニー所属のお笑いコンビ「ティモンディ」の応援担当。愛媛県の高校野球強豪校・済美高等学校野球部出身で、野手・投手として活躍。
愛媛・伊予観光大使、愛媛かんきつ部 キャプテン、えひめ愛・野球博応援団長を務める。
高岸宏行さんが訪問したお店
店舗情報
海鮮・相撲茶屋 うわじま場所 二番町店
住所:〒790-0002 愛媛県松山市二番町3丁目8−4
電話番号:089-934-1129
営業時間:17時00分〜翌0時00分(ラストオーダー フード23:00/アルコール23:30)
定休日:不定休
公式HP:https://bistroplus.jp/basyo/