変わらぬ佇まいで愛され続け29年!松山市のレトロ喫茶に阪田マリンさんが行く!

前回に引き続き、“ネオ昭和”をコンセプトに昭和の魅力を発信する阪田マリンさんと一緒に、愛媛のレトロなまじめし店を巡ります!

>>一軒目に巡った【旧鈴木邸CHAYA】さんの記事もぜひご覧くださいね!

今回は松山市南高井町にある、昭和レトロな喫茶店「雅珈(がか)」さんへ。
地元民をはじめ、喫茶店ファンからも愛されるこちらのお店。昭和レトロを愛する阪田さんの期待も膨らみます!

往年のファンから、若い世代も虜にする老舗喫茶

店内に入ると、レトロなシャンデリアやペンダントライトの光る落ち着いた空間が広がります。
コーヒーの香りに包まれながら飴色の椅子にもたれた常連さんが、店員さんと和やかに会話している様子が印象的です。

鮮やかなステンドグラスから入る陽光が、ジックな雰囲気の店内を柔らかく照らします。

雅珈の常連さんはコーヒーチケットを購入する方も多いそう。常連客の称号みたいで良いですよね!

味・素材・鮮度にこだわる雅珈のメニュー

この夏、雅珈で食べて欲しいメニューといえば、夏期限定の「らいでんメロンパフェ」!(※撮影日のメロンは北海道産の“らいでん”ではなく、茨城産のメロン)
雅珈と聞いて、いちごスイーツを想像する愛媛県民の方も多いかもしれませんが、夏の時期はメロンをたっぷりと使ったパフェやワッフルが人気とのこと。
ワクワクしながら待っているとやってきました!

想像以上のボリュームにびっくりした様子の阪田さん(笑)
まずは、綺麗なオレンジ色をしたメロンを一口!

たっぷりのメロンの下には、バニラとメロンのアイスがぎゅっと詰まっていました。さて、パフェを食べた感想を阪田さんに聞いてみましょう!

阪田マリンさん(以下、阪田):まずはメロン!すっごく甘くて本当にびっくりしました!かぶりついても一口で食べられないくらいの大きさで、食べ応えがありました。メロンを食べ進んだ先にあるアイスもすっごく美味しかったです。濃厚なメロンの味がしっかりと口の中に広がって、いいものを選んでいるんだなって感じました!
あとは…やっぱりボリュームがすごい!メニュー表のパフェの写真よりも、実際はメロンが容器からはみ出ていて(笑)。これは逆写真詐欺すぎて驚かされました!

逆写真詐欺というワードが出るほど、メロンのボリュームに驚くパフェ。大盤振る舞いすぎてまじめしスタッフもざわつきました(笑)
らいでんメロンパフェは、6月半ばから10月末頃まで提供とのこと。ぜひ皆様もこのボリュームと味を楽しんでください。

さてさて、雅珈と言えば、挽きたての豆をサイフォンで丁寧に抽出するコーヒー。こだわりのコーヒーをいろんな楽しみ方で味わってほしいという想いから、アレンジコーヒーのメニューも豊富です。

数あるコーヒーメニューの中から、阪田さんがチョイスしたのは「ウィンナーコーヒー」。

ホイップクリームは別添えになっていて、好みの量を入れられるのも嬉しいポイント。

阪田さんはクリームたっぷり派(笑)

こんなに可愛い表情を見せてくれる阪田さんに、メロメロなスタッフ…ですが、気を取り直して感想を聞いてみましょう。

阪田:ホイップクリームを自分でコーヒーにトッピングできるというのが嬉しかったです。ちょっと遊び心がある感じで!酸味が少ないコーヒーとクリームの程よい甘さで、より一層コーヒーの深みを感じることができました。バランスがまさに抜群でした!

雅珈のコーヒーは、店で焙煎した豆をすぐに使うそう。鮮度にこだわった一杯は風味をしっかりと楽しめて、お客さんからも「味が全然違う」と、言われるほど。
ぜひ皆さんも、鮮度の違いをご体感ください!

老若男女に愛される雅珈の魅力とは…

雅珈の美味しいメニューを堪能したところで、店主の西川さんにお話を聞いてみましょう!

阪田:雅珈さんは創業何年になるんですか?

西川さん:創業29年で、今年の12月に30年目に入ります。私が30歳の頃にこのお店を始めました。その頃は、田んぼが広がっていてのどかな場所でした。

阪田:そうだったんですね!店内の雰囲気がすごく素敵で。内装はあえて昭和風に作られたんですか?

西川さん:30年前はこういう喫茶店がほとんどだったんです。ですからその頃の雰囲気や内装がそのまま残った感じです(笑)。若い人たちからすると、レトロな雰囲気に感じてもらえるようです。

阪田:店内に入った瞬間、ステンドグラスに惹きつけられました。これも内装のこだわりですか?

西川さん:そうですね。このステンドグラスはすべてフランスから取り寄せたんですよ。

阪田:今、昭和のものを収集したり、レトロな雰囲気のお店に行くことが若い世代で人気なんですが、雅珈さんに来るお客さんの年齢層はどのくらいですか?

西川さん:60代前後の方が多いです。近所の方がほとんどですね。やっぱりこういう場所があると、みんなおしゃべりして、憩いの場所になるようです。

阪田:若い方もいらっしゃるんですか?

西川さん:いらっしゃいますよ。観光の方もたまに来られますし、夏の時期はメロンパフェやワッフルを提供していますが、その時期が終った10月末から6月くらいまで、いちごのデザートメニューを提供していて、それを目当てに若いお客さんも来てくれます。

阪田:お店のイチオシはなんですか?

西川さん:やっぱりコーヒーですね。コーヒー屋さんですから(笑)

阪田:先ほどいただいたウィンナーコーヒーを、目の前でカップにコーヒーを注いでくれる演出は嬉しかったです!コーヒーも風味を楽しめて、すごく美味しかったです!本当に素敵なお店なので、長く続けてくださいね!

西川さん:私の人生設計ではあと10年はしたいなと思っているんですよ。

阪田:もっとですよ〜!

西川さん:今は娘が手伝ってくれているので、そのまま続けてくれるようでしたら、お店が潰れない限りは続けたいなと思っています。

阪田:こんなに素敵なお店はずっと残して欲しいので、これからもお願いします!

阪田マリンさんが感じた雅珈の“まじめ”

サイフォンで淹れるコーヒーの香りや、お客さんの楽しそうな笑い声に包まれる、レトロな喫茶店「雅珈」。
阪田さんに雅珈で体感した“まじめ”を聞いてみましょう!

阪田:お話を聞いている中で、西川さんのこだわりをしっかりと感じられました。例えば、フランスから取り寄せたステンドグラス。お客さんのこととかも考えながら、まじめに選んだのかなって。
次、雅珈さんに来る機会があれば、小説や漫画を持ってきて、端っこの席に座ってコーヒー片手にひとりでゆったりとしてみたいです。デジタルデトックスできそうですよね!
心を解放できる店内のこのレトロな雰囲気、本当に素敵です!

阪田マリンさんからも昭和レトロのお墨付きをいただいた、松山市の喫茶店「雅珈」。ぜひ懐かしさに心ときめかせながら、思い思いの時間をすごしてみませんか。

阪田マリン

2000年生まれ、大阪府出身。
中学生のときから昭和カルチャーにハマり、「ネオ昭和」をコンセプトに昭和の魅力を発信するインフルエンサー兼アーティスト。ネオ昭和歌謡プロジェクト「ザ・ブラックキャンディーズ」として音楽活動も行う。2024年に1st写真集『今って昭和99年ですよね?』発売。

阪田マリンさんが訪問したお店

店舗情報

雅珈(がか)
愛媛県松山市南高井町1694-2
電話:089-970-2002
営業時間:9:00〜19:30
定休日:日曜日

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