砥部焼を楽しむカフェ

カフェ&ギャラリー もえぎの

食器はすべて砥部焼!

窯元さんによるカフェ

ライターの眞弓莉沙子です。
松山ICから車を走らせること約35分。愛媛県伊予郡砥部町にやってきました。

砥部町といえば、国の伝統工芸品に指定されている、砥部焼の産地。
砥部焼は、約240年以上続いている歴史ある陶磁器で、砥部で産出される陶石が使用されています。現在では町内外合わせて80を超える窯元が砥部焼を作っています。

今回は、そんな砥部焼のギャラリーが併設されているカフェ「カフェ&ギャラリーもえぎの」さんをご紹介します!

2020年10月にオープンした「カフェ&ギャラリーもえぎの」。伊予郡松前町で窯元をしている「梅乃瀬窯」代表の佐賀しげみさんが営んでいます。

眞弓:普段は窯元として砥部焼を作られているとのことでしたが、カフェとギャラリーをはじめたきっかけはなんですか?
佐賀さん:漠然とカフェをやりたいと思っていたところに、ちょうどこの建物が砥部町の空き家バンクに登録されているのを知ったんです。昔この近所に住んでいて、日当たりもいいし、景色もきれいなので、この場所に憧れを持っていたんです。
また、砥部焼の魅力をみなさんにも広めたいという想いもあり、このお店をはじめました。

確かに、窓から眺める砥部の山々はとっても素敵!緑を眺めながらカフェメニューを楽しむことができるなんて贅沢です。
店内には、ところどころに砥部焼を使用したインテリアが。砥部焼のあたたかみで、より落ち着いて店内で過ごすことができそうです。

「カフェ&ギャラリー もえぎの」さんの人気メニューをいただきます!

そんな「カフェ&ギャラリー もえぎの」さんには、ランチやスイーツ、ドリンクなど、さまざまなメニューがあります。今回は、中でも人気の週替わりランチとデザートプレート、ハーブティーShihoをいただきます!

まずは、週替わりランチから!
選べる2つのセットから私が選んだのは、「愛媛県産真鯛の和風アクアパッツァ」。

野菜もたっぷりでとてもおいしそう・・・!こちらの食器はすべて砥部焼なんです。
食器が食事をさらに彩っていて、食欲倍増です!

さっそくいただきます!

眞弓:優しい味でおいしいです! ランチのメニューは、佐賀さんが作られているんですよね?どんなこだわりがあるんですか?
佐賀さん:そうなんです。朝早くから仕込みをして(笑)こだわりは、食材に愛媛県産のものを使用するようにしていることですかね。特に野菜はなるべく地元の農家さんから仕入れるようにしています。

週替わりランチの中でも真鯛を使ったメニューは、特に人気とのこと。小鉢の料理も丁寧に作られていて、余すところなく楽しめます。

続いては、デザートプレートとハーブティーShiho。

このカフェのすごいところは、ハーブティーを淹れるティーポットとティーカップ&ソーサーを自分で選べるということ!
もちろんこちらも砥部焼。10種類の中から自分の好きな絵柄を選べるそうです。
ちなみに、コーヒーを頼んだ場合は、40種類あるコーヒーカップ&ソーサーから自分の好きな柄を選ぶことができるそう。

眞弓:こんなにたくさん選べると、どれにしようか迷っちゃいますね・・・!!
佐賀さん:皆さん、お料理を注文されるより、器を選ぶ方にお時間をかけている方が多いですね(笑)

迷った結果、私は柔らかな藍色が特徴的な梅乃瀬窯さんのティーポットとティーカップ&ソーサーをチョイス!わくわくしながらハーブティーを待ちます。

佐賀さん:お待たせしました!デザートプレートとハーブティーShihoです
眞弓:デザートがたくさんでおいしそうー!!ハーブティーもいい匂いです!

デザートプレートは、「もえぎの」さんおすすめのケーキと季節のフルーツが、砥部焼のモーニングプレートで彩られた豪華な一皿。デザートの組み合わせはその時々で変わるそうで、今回は、コーヒーゼリー・シフォンケーキ・抹茶ケーキ・モンブラン・りんご。真ん中の、クリームの上にちょこんと座っているのは、チョコクランチ君です。

少しずつ色々なデザートを食べてみたい、という方にはぴったりなメニューです。

ハーブティーShihoには、伊予柑皮・クロモジ・ローゼルが入っていて、すべて愛媛県産・無農薬で作られているハーブを使用しています。安眠・リラックス・鎮静・疲労回復などに有効な成分は入っているのだとか。

それでは、デザートプレートからいただきます!

ここですかさず、ハーブティー!!

眞弓:いろいろなデザートが少しずつ楽しめるのはすごく嬉しいです。ハーブティーもすっきりした味わいで、ほっこりします!

実は、カフェで使われている砥部焼は、在庫があれば、併設されているギャラリーにて購入することも可能。カフェで食事をした後に、同じ食器を購入したいというお客さんもいらっしゃるそうです。

ギャラリーには、30以上の窯元によって作られた砥部焼がずらりと並んでいます。窯元さんによって作品の雰囲気が違い、見ているだけでも楽しいです!

「カフェ&ギャラリー もえぎの」さんにとって“まじめ”とは

眞弓:普段から窯元で砥部焼を作ったり、カフェやギャラリーで砥部焼を取り扱ったりしている佐賀さんにとって、砥部焼とはどんなものですか?
佐賀さん:お料理を引き立たせる器を目指しています。ランチの器は、お料理が映えるようにあまり出しゃばらないような、シンプルな器が多いですね。器の組み合わせも柄が被らないように気をつけたりだとか、メニューによっても器の種類を変えたりしています
眞弓:お料理はもちろん、器もこだわっているから、味覚と視覚で食事を楽しむことができますよね

最後に、佐賀さんにとって“まじめ”とは何か、伺いました!

佐賀さん:出会ったことや物、人に対して、一生懸命尽くすことですね。なかなか難しいですが、なるべく誠心誠意込めて、向き合っていくということを目指しています

カフェのランチやスイーツはもちろん、砥部焼の風合いも楽しめる「カフェ&ギャラリー もえぎの」でゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?

カフェ&ギャラリー もえぎの

愛媛県伊予郡砥部町川登495

電話番号:089-916-3157

営業時間:11:00〜17:00(L.O 16:30)

定休日:火曜日・水曜日・年末年始

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