ゑびす丸

はじめまして！ライターの林です！
普段は、カメラと読書をこよなく愛する大学生です。
今回、ライター初挑戦！

松山空港から車で５分のところにある「ゑびす丸」さんを訪ねました。

お店は、漁網や大漁旗が飾られており、まるで魚市場に来たような気分になります。座敷とテーブル席があり、ゆったりとくつろげる空間でした。

挑戦から生まれたゑびす丸！！

お店に入ると店主の目見田さんが出迎えてくださいました。

林：ゑびす丸さんが出来るまでの経緯を教えてください！

目見田さん：愛媛県内でイタリア料理店を展開しているマルブンが、和食も提供していきたいということで、ゑびす丸をオープンしました。ゑびす丸の隣には、海響市場エフ・マルシェという、海の食材をメインとしたスーパーがあります。新鮮な魚を買うだけでなく、隣接するゑびす丸で美味しい食事を楽しんでほしいという考えを持つようになり、海鮮丼に挑戦してみようとなりました

林：松山空港が近いですね。店には観光客や県外の方も来られますか？

目見田さん：そうですね！季節にもよりますが、観光や出張で愛媛に来た方が来られます

イタリア料理から和食への新しい挑戦は大変な道のりだったと思います。美味しい海鮮丼をたくさんの人に食べてほしい気持ちが、県外の方に選ばれる理由なのかもしれません。

こだわり抜かれた海鮮丼。美味しさの秘密とは…？？

林：ところで、以前、家族とゑびす丸に来させていただいたときに、「ゑびす丸丼」が一番人気だと伺って食べたのですが、人気の理由やこだわりを教えてください！

目見田さん：正直、最初は何も分からないところからのスタートだったので、代表の眞鍋と代表の奥さんと僕の三人でいろんなお店の海鮮丼をたくさん食べ歩いて研究をしました。どこも凄く美味しかったけど、量が多くて女性が食べづらかったり、酢飯が残ってしまったりしたので、まずはお客様が食べやすいものを目指そうということになりました

林：なるほど！食べやすさを重視されたんですね！具体的にはどんなことを？

目見田さん：四国中央市にある熊野養鶏場さんの美豊卵（びほうらん）を使った卵かけごはん風の海鮮丼の挑戦から、「ゑびす丸丼」が誕生しました

林：卵にこだわっているんですね！食べたときに、とろとろの卵が海鮮丼にマッチしていた印象があります！

目見田さん：そうなんです。お魚だけでなくて、卵やお醬油にもこだわっていて、愛媛県産のものを使用しています

林：魚にもこだわりが？

目見田さん：もともと眞鍋社長も僕も、愛媛県産の食材にこだわっていたので、いろんな市場などに足を運んで、どの魚が海鮮丼に合うかを探しましたね。
だいたいは、宇和島の日振島(ひぶりしま)で獲れたものを使っていて、「ゑびす丸丼」で言うと、ハマチ、ブリ、イカ、本マグロなどを使っていますね

学生のアイデアが商品開発のカギ

林：インスタグラムやゑびす丸さんの口コミを読んだときに、お客様の声を大事にしている印象を受けました。どのように商品開発をされているのでしょうか

目見田さん：そうですね。僕自身、SNSに疎くて…最初は、ゑびす丸で働いている学生にインスタグラムの使い方を教えてもらっていたんですが、最終的に、SNSのことをよく分かっている学生たちに任せることにしたんです。
新商品の開発をどうしたら良いかと考えていた時、お客様から案をいただくのはどうかと提案してきたのも学生たちです。そこで、お客様からいただいたデータを元に、どんな魚が好まれるのか、どんな商品が人気なのかも分かって、新商品の開発に役立っています

林：学生のアイデアがあったんですね！？学生の発想から生まれた商品などはありますか？

目見田さん：ありますね。メニューで説明させて頂くと、女性に一番人気のサーモン丼がありますね。最初、学生から提案があったときに、僕はサーモン丼が売れるのかと不安だったのですが、SNSでピーアールすると売れるようになりました。そこで、見た目にも凝ってバリエーションを増やしていたら、いつの間にか女性に一番人気の商品になりましたね

見た目も映えることから女性に一番人気のサーモン丼。サーモンが贅沢に使われていて美味しそう～！

林：以前、食事した時に器のサイズが女性の私にはちょうどよく感じました。器のサイズにもこだわりがあるのでしょうか？

目見田さん：食べやすかったでしょう？あれも実は、学生の案です。
最初は量が多すぎたみたいです。サイズを分けることで、男性も女性も食べやすいものになりました

林：すごい！！ゑびす丸さんが人気の理由は学生の声が反映されているからなんですね！

食べやすさのポイントは器のサイズにも！

店主のおすすめの海鮮丼を実食！！

林：店主のおすすめを教えてください！

目見田さん：愛媛県の食材だけを集めた海鮮丼が店主おすすめの「宇和海三色丼」です！

林：店主のおすすめ！ぜひ食べてみたいです！

ということで、早速注文しました！

見てください！この器いっぱいの海鮮を！

こだわりの卵もトロトロです

魚が口の中でとろける～どこを食べても美味しい！
熊野養鶏場の美豊卵（びほうらん）とゑびす丸オリジナルの甘口醬油の相性もバツグンです！

店主にとっての“まじめ”とは？

店主イチオシの三色丼を堪能したところで、目見田さんにとっての“まじめ”とは何かをお聞きしました。

目見田さん：食材のこだわりはもちろんあるけど、やっぱりお客様がいてこそ。数ある飲食店の中で、ゑびす丸を選んでくださった、お客様に対しては誠実であり続けたいですね

お客様を第一に考えることこそが、何よりも大切。基本に忠実であることが、商品開発や心地よい空間づくりに繋がっているんですね。

最後に、お店の今後についてお聞きしました。

林：これからのゑびす丸さんについて教えてください。

目見田さん：大街道で２号店を出そうと二年前から考えています。ゑびす丸の海鮮丼とは、全く違うジャンルのメニューを出そうと計画中です

林：ゑびす丸さんの２号店、楽しみにしています！

お客様への思いやりを持ち続けることをモットーに新商品を生み出す「ゑびす丸」。これからも新鮮な海鮮丼と店主の想いでお腹も心も満たしていただきたいです！