島の「最高!」が詰まった大衆食堂

Bistro paysan

瀬戸内海を眺めながらいただく

鮮度抜群の地元・大島食材を使った

ボリューム満点ランチ

こんにちは!まじめしライターの岩畑です。

突然ですが皆さま、瀬戸内海の島々を7つの橋でつなぐ「瀬戸内しまなみ海道」をご存知でしょうか?
青い海と緑豊かな島々に架かる海道を、車でビューンと走る時の爽快感といったら…最高!の一言に尽きるのですが、今回紹介するのは、愛媛県から瀬戸内しまなみ海道を通って最初に出会う島、「大島」に22年にオープンしたまじめし店を紹介します。

仕事で大島に行き、出会ったのがここ「Bistro paysan(ビストロペイザン)」。
高台に位置する店からはどこまでも続く海を眺めながら、美味しい食事をいただける…島ならではの体験にもう一度行きたい!とずっと思い続けていました(笑)。

前置きは置いておいて、まずはこの景色をご覧ください!!!

ね!!!最高でしょ!
実は、私たちが取材に訪れた日は梅雨入りしたて。どんより曇っていたので、こちらの画像は店提供のもの…ですが、晴れだろうと曇りだろうと、抜群の開放感を味わえることをお約束します!

店内は海を眺められるテラス席に加え、グループでゆったりとした時間を過ごせる個室が2つ。そしてお酒が進みそうなカウンター席があります。

シチュエーションによって選べるのが嬉しいですよね!

それでは早速、私の胃を虜にしているBistro paysanのランチをテラス席でいただきます。

一口食べると、心を鷲掴みにされるランチ

まずはこちら!ボンゴレロッソにパンとサラダが付いた「パスタランチ」。

ムール貝やアサリがたっぷり入ったボンゴレロッソは、トマトの甘味とのバランスが最高!

お次は「ビストロステーキランチ」を。肉はイチボとランプから選べ、今回はイチボをチョイス。ご飯とスープ、サラダに小鉢が付いたボリューム満点のランチ!

イチボステーキのシズル感が伝わりますでしょうか!?
一口食べると、まずその柔らかさに驚き、噛み締めるほどに肉の甘みと旨味が口の中に広がる…。このビストロステーキランチを毎日たべられたら幸せなのに〜。

そしてもう一つ推したいのが、パスタ・ステーキともについてくる「サラダ」。このシャキシャキとした食感やみずみずしいサラダは、全人類に一度食べていただきたいと思うほど。(大袈裟でなく本当に!!)

あいにくの梅雨空でしたが、こんな感じで海と空を眺めながら、心地よいランチタイムを過ごせました。

第一子出産をきっかけに大島へ移住 。Bistro paysanオープンへ

さて、美味しいランチで幸せになったところで、この最高のロケーションと食事を提供してくれる求大地(もとめ・だいち)さんにお話を伺います。
と、この日は定休日でカジュアルスタイルな大地さん。インタビュー風景は岩畑のリアクションでお楽しみいただけたらと思います。

岩畑:早速ですが、「Bistro paysan」を始めようと思ったきっかけを教えてください

大地さん:大学進学のため上京しました。その後、飲食業界の道へと進み、さまざまなジャンルの料理の勉強をしました。5年前に第一子の出産を機に大島に帰ったんですけど、その時は、落ち着いたらまた東京に戻ろうと考えていました。
里帰り期間は家族の晩御飯を作る他に、父と母の経営する「パン屋 Paysan」の一角にある「喫茶 Paysan」でパスタなどを提供していました。両親から「これだけ美味しい食事が作れるのであれば、自分で店をやってみてはどうだろう」という言葉をもらったこと。弟がコロナの影響でスペイン留学から大島に戻ってきたこと。そして、自分たちが仮住まいとしていた、現在Bistro paysanとして営業しているこの建物のロケーションがとても良いことなど、たくさんの縁が重なって自分たちで店を開業しようとなりました

聞くと、Bistro paysanは兄の大地さんが料理全般を、弟の陽介さんがデザートとホールを担当し、大地さんの奥様も手伝いながら、家族みんなで力を合わせて店を切り盛りしているそうです。

岩畑:ご家族みんなで店を盛り上げているんですね!Bistro paysanを始める時は大島の人たちも喜ばれたのでは?

大地さん:そうですね。3年かけてこの建物を改装していて、その様子をインスタグラムに載せていたので、見てくれている地元の人たちは楽しみにしてくれていたようです

岩畑:え?!この建物は改装したんですか?

大地さん:もともとは住居部分のみの建物だったんですが、テラスを増築したり、庭や店内のカウンターをDIYしました。
できるだけお金をかけずにやりたいなと思って、専門業者さんには頼まず、家族で改装することにしたんです。大工仕事の経験のある父に教えてもらいながら、試行錯誤と失敗を繰り返し繰り返し…気がつけば3年が経っていました(笑)。
特に庭は更地から造ったので、とても大変でした。

テラス部分も庭も一から作ったということに驚きです!店に入ってすぐに出迎えてくれる庭は本当に丁寧に作り込まれていて…

このクオリティーは、プロの業者レベルのおしゃれ感と美しさ。こちらで記念撮影なんていいかもしれない!

地元・大島の食材が美味しさをパワーアップしてくれる

家族で店の改装をしたという話にも驚きましたが、先ほどいただいたランチも本当に美味しい!食事へのこだわりなども聞いてみましょう。

岩畑:パスタもステーキもどちらも大袈裟な味付けをしているわけではないのに、しっかりとした味わいがありました。食材などこだわりはありますか?

大地さん:基本的に大島で採れた食材を使用しています。野菜や米は、大島のおじいさんたちが趣味で育てたものがスーパーに並んでいるので、朝採れの野菜を安く仕入れることができるんです。新鮮で農薬をあまり使っていないというのも、美味しさの一つかもしれませんね。
漁師も多いので鮮度のいい魚を仕入れることもできるし、肉も愛媛県産のものを提供しています。野菜も魚も肉も、食材そのものが持つ味をダイレクトに味わっていただけると思います

まさに地産地消!最適な季節に必要な分だけ作られた食材は、普段私がスーパーで購入する野菜よりも味が濃く、シャキシャキとした食感を楽しめました。これは大島の魅力の一つかもしれません!

テラス席には使用している食材のイラストが描かれたコーナーもありました。

岩畑:店名に「ビストロ」とあるので、勝手ながらフレンチのようなお店を想像していました。お店のコンセプトはありますか?

大地さん:「ビストロ」を和訳すると「大衆食堂」という意味になるんです。Bistro paysanは型にとらわれることなく、僕自身が美味しいと思った料理を気まぐれで提供するというのがコンセプトです。
パスタや肉料理だけでなく、刺身やスパニッシュ料理などを地元の食材をできるだけ使って、お客様に楽しんでもらえたらと思っています。肩肘を張るような場所にはしたくなくて、親しみを持って気軽にお越しいただけるような店にしたいですね

勉強不足の私をお許しください!
確かに。この大島のゆったりとした雰囲気にぴったりのコンセプト!ますますBistro paysanのファンになってしまいました。

さて、最後に恒例の質問を。

岩畑:大地さんにとって「まじめ」とは?

大地さん:いろんなことをやりつつも、自分の中に芯がある人のことかな。
僕は釣りをしたいとか海外に行きたいとか、やりたいことがたくさんあるけれど、僕の中の芯はこの大島で料理を作り続けること。この芯があるからこそ、今を楽しみながら料理を作れているんだと思います

心地よい風が吹く大島の海沿いには、家族で力を合わせ、お客さんの笑顔を引き出す「大衆食堂 ペイザン」こと「Bistro paysan」がありました。
ぜひ皆さまも足を運んでみてください!美味しい食事と天国のような景色と、イケメン兄弟が迎えてくれます!

Bistro paysan

愛媛県今治市吉海町南浦379

営業時間:金・土・日曜日 ランチ11:00〜15:00/ディナー18:00〜22:00

定休日:月〜木曜日

インスタグラム

記事をシェアする

その他の #その他

Page TOP