愛媛県産食材使用!こだわりバーガーが食べられるお店

道後の町屋

愛媛の観光地・道後の商店街にある「道後の町屋」

食材や製法にこだわったバーガーやコーヒーなどがいただけるカフェを取材!

ライターの眞弓莉沙子です!

愛媛県が誇る観光地・道後にある道後商店街。道後温泉駅から道後温泉本館までのびるこの商店街は「道後ハイカラ通り」の愛称で親しまれ、国内はもちろん、海外からも多くの観光客で賑わいます。
今回は、この商店街に店舗を構えるカフェ「道後の町屋」を紹介します!

建物は旧道後郵便局舎。レトロな店内で県産食材を使ったバーガーを

大正末年の旧道後郵便局舎と局長宅を改装したという「道後の町屋」。
店内に入るとレトロな雰囲気が出迎えてくれ、店内のインテリアには、蔵出しした和道具が並んでおり、当時の暮らしを感じられる空間になっています。奥は座敷になっていて、のんびり庭を眺めながら食事を楽しむことができそうです。まるでタイムスリップしたかのような気分を味わえます。

ちなみに、お店のロゴは建物が郵便局舎だったこともあり、切手をモチーフにしているとのこと。お店の美味しいものが全国のみなさんに届くように、想いを込めてこのロゴになったそうです。

「道後の町屋」では、さまざまな種類のバーガーがメインメニューとして提供されています。お店の特徴やバーガーについて、店長の芝 奈月さんにお話を伺います。

眞弓:お店をオープンした経緯について、教えてください

芝さん:お店は、2004年10月にオープンして、今年で19周年になります。オープン当初は、カフェ併設のパン屋さんとして営業をしていたんです。一緒にコーヒーも出したりして

眞弓:元々はパン屋さんだったんですね!バーガーを提供し始めたのには、理由があるんでしょうか?

芝さん:道後は観光地なので、愛媛へ来てくれた観光客の方に愛媛のおいしいものを食べてもらいたいという想いから、10年以上前に愛媛県産の食材を生かしたバーガーを出すようになったんです

眞弓:パン屋さんの時の知識と県産食材を使いたいという想いが見事にマッチして生まれた商品なんですね!その他、お店の特徴はありますか?

芝さん:店内の和の雰囲気の中で、洋食であるバーガーを食べることができる、というギャップを楽しめるところが特徴ですかね。お客様には、こんな和風なところでバーガーが食べられるの?という面白い体験をしていただけたらと思っています

確かに、お店の雰囲気から和食定食が出てきそうですが、バーガーが看板メニューというのはギャップがあって面白い!ついつい立ち寄りたくなってしまいます。元はパン屋さんということもあり、バンズも気になります。

ガッツリだけどペロリと食べられる!?人気No.1の「瀬戸内鯛カツバーガー」を実食!

それでは早速、お店で人気No.1の「瀬戸内鯛カツバーガー」を食べてみたいと思います!瀬戸内海産の鯛をふんだんに使った鯛カツと上にかかったタルタルソースが食欲をそそります・・!

フワフワのバンズに挟まれた鯛カツはガッツリしているかと思ったのですが、食べてみると意外とさっぱりして食べやすい。
その秘密は、ソースにあるとのこと。鯛カツにかかっている自家製の照り焼きソースには、なんとみかんの果汁が入っているんです。柑橘の風味がするソースをつかうことで、重たく感じられる揚げ物もあっさりと食べられるんだとか。

芝さん:バーガーってお腹に溜まるイメージなんですが、若い方からご年配の方まで幅広い年代のお客様がいらっしゃるので、揚げ物でも食べやすいものを提供できるよう工夫しています。また、愛媛っぽさを感じていただけるように、みかんを使ったソースを使っています

バーガーをペロリと食べたあとは、食後のコーヒーとデザートも食べたくなってしまってしまい、ストレートコーヒーとガトーショコラを追加で注文!

ストレートコーヒーは、豆や焙煎度合いが違う5種類の中から、お客様が好みのコーヒーを選ぶことができるそう。
コーヒーは、生豆を仕入れて、お店の焙煎機で豆を焼くというこだわりが。この日は、ロブスタ ワイニー ナチュラルを選択。ベトナムのストレートコーヒーで、麦を炒ったような香ばしさが印象的なコーヒーとのこと。

麦の香ばしい香りが鼻を抜けて、とっても落ち着く味。食後にほっと一息つくのにぴったりです。
旅先で飲むコーヒーが美味しいと、それだけで旅の思い出になったりしますよね。

ガトーショコラは、「道後の町屋」のデザートの中では、定番のメニュー。甘すぎないホイップクリームとガトーショコラの相性は抜群。こちらも楽しんでいただきたい一品です。

お食事だけでなく、商店街を散策している途中で休憩するにもピッタリな「道後の町屋」。
この他にも「米粉ロール」や「チーズケーキ」などさまざまなデザートがあるので、何度きても楽しめるお店です。

『愛媛を感じられ、安心できる食事を届けたい』。観光地にあるお店のこだわり

眞弓:お店のこだわりを教えてください

芝さん:やっぱり旅行に来て、美味しい物を食べたいというのが旅の醍醐味だと思うので、美味しい食べ物を提供したいと考えています。
安心できる物って、やっぱり県産だったり、国産だったりするので、なるべく地元で採れた野菜やお肉・魚などを使うようにしています

眞弓:道後に来るのは、観光客の方が多いので、愛媛を感じられて、かつ安心できる食事できるということは、とても重要ですよね。今後のお店の展望はありますか?

芝さん:引き続き、旅行に来る方に楽しんでもらえるような、愛媛の食材や国産の食材を使った食事、また、コーヒーを楽しんでいただけるメニューを提供していくというのは今までと変えずにやっていきたいと思っています。
あとは、建物もだいぶ古いので耐久面を考慮しつつ、今の時代と昔の時代をうまく掛け合わせてやっていきたいと思っています。
また、今はランチの営業をメインにしているので、夜の食事をどこで食べようか考えた時に、お客様に選ばれるお店になれるように改善をしていきたいと考えています

眞弓:商店街の中でも一際目立つお店で、このレトロな雰囲気を感じられる場所はなかなかないと思うので、ぜひ引き続き営業し続けてほしいです

最後に、「道後の町屋」さんにとって“まじめ”とは何か、教えていただきました。

芝さん:食へのこだわりは、今までも軸をぶらさずにやってきたので、こだわりの一つだと思います。できるものは手作りで体に優しく、国産・地元産の食材を使用する、ということに関しては、“まじめ”に考えています。
常に、「地元の食材でいいものはないか」「こんな食材があったらいいんじゃないか」「バーガーに合わせるにはどんな食材がいいか」というのは、真剣に考えていますね

旅行に訪れた方にいかに愛媛を楽しんでいただくか、おいしい食事を届けるにはどうすればよいか、“まじめ”に取り組む「道後の町屋」さん。
松山・道後にお越しの際はぜひ、こだわりの詰まったバーガーをご賞味ください!

道後の町屋

愛媛県松山市道後湯之町14-26

電話番号:089-986-8886

営業時間:10:00〜21:00(フードオーダーストップ 20:00/ドリンクオーダーストップ 20:30)

定休日:火・水曜日

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