桜かふぇ
パンケーキだけじゃない!
愛媛県の食材にこだわった、洗練された料理を堪能
こんにちは!まじめしライターの宇都宮です。
愛媛県松山市の繁華街「大街道」から500メートルに渡って続く、観光地「ロープウェイ街」。ここは休日になると、松山城を見に来た観光客で賑わいます。
今回は、ロープウェイ乗り場の前にお店を構える「桜かふぇ」を紹介します!
今回は、ライター宇都宮の取材デビュー戦なので若干緊張しています(笑)。
私がはじめて「桜かふぇ」でご飯を食べたとき、美味しすぎて一緒に来た友達と、目を見開いて顔を合わせたのを覚えています。プライベートでよく来る大好きなお店で、メニュー全てが美味しい理由が気になっていました。今回は「桜かふぇ」の料理の美味しさの秘密に迫っていきたいと思います。
ここ、ロープウェイ街のお店が2か所目となる「桜かふぇ」。店内はオシャレで、落ち着いた雰囲気です。席数が多く、ゆったりとした時間を過ごせそうです。
テーブル席や、景色を楽しめる窓際席があります。
インテリアからは人の温もりと遊び心を感じます。
(お客さんのこどもが書いてくれたそうです)
出迎えてくれたのは店長の伊達さん。早速お話しを伺います!
お店に対する伊達さんの熱い思い
宇都宮:まずはお店ができた経緯を教えてください
伊達さん:お店を始める前は8~9年間福祉の仕事をしていました。もともと母の影響で料理が好きで、いつかお店をやってみたい気持ちがあり、最初は松山市溝辺町でお店を始めました。「桜の木のように、沢山の笑顔が集まる場所になりますように」という願いを込めて「桜かふぇ」と名付けました
宇都宮:「桜かふぇ」には、そんな素敵な思いが込められてるんですね!定食やトーストなど、メニューが豊富だと思うのですが、料理はどこで学ばれたんですか
伊達さん:他のお店で学んだ経験はないです。自分で一から学びました
宇都宮:一から料理を始めてこの盛況ぶり、すごいです!
溝辺町からロープウェイ街に移転した理由はあるんですか?
伊達さん:新しいことに挑戦したいという思いがあり、2019年10月にロープウェイ街に移転しました。
溝辺町にお店があった時から、パンケーキを目当てに多くのお客さんが来てくれていました。
しかしパンケーキのイメージが強すぎるせいで他の料理が注目されず、お客さんの求めるものと、自分がやりたいことにギャップを感じていました。お客さんが来てくれるのは嬉しいけど、やりたいことがやれていない、そんな気持ちでした。
そこで観光客や新しいお客さんが違うイメージを持ってくれたら良いなと思い、溝辺町からロープウェイ街に移転することに決めました。
こっちに来てからは、パンケーキ以外のメニューを注文するお客さんが増えました(笑)良いリスタートを切れたと思っています
伊達さんの熱い思いがこもった料理の美味しさを是非読者の方にもお伝えしたい!ということで、たくさんの美味しい料理がある中で、今回は季節限定メニューを二つ紹介します。
人気商品になること間違いなし!!「黒いちじくとライ麦のオープンサンド」
私が取材した日からメニューに登場した「黒いちじくとライ麦のオープンサンド」。これは運命!?
黒いちじくってどんな味がするんだろう?そもそも黒いちじくってなんだ?…と楽しみとドキドキが私の心に押し寄せてきます!!
いざ実食…!!
自家製のライ麦パンの上に黒いちじくや生ハム、ヨーグルトクリーム、くるみ等、季節の食材をふんだんに使ったオープンサンドは絶品でした。
食材の一つ一つが互いを邪魔することなく、むしろ引き立てあっています。見て楽しい、食べて美味しい。ほのかに香るライ麦の香りもとても良い!
料理の域を超え、もはや芸術品を食している、そんな感覚でした。
宇都宮:「黒いちじくとライ麦のオープンサンド」をメニュー化する過程で苦労したこと、こだわったことはありますか
伊達さん:黒いちじくは、県内で流通が少ないため、仲の良い八百屋さんに頼んで仕入れています。メニューの見た目や味によって、普通の白いちじくと黒いちじくを使い分けています。パンは自家製なのですが、ライ麦を細挽きにし、パンをふんわり仕上げることで食べやすくしています。
苦労したことといえば、料理に合うクリームをいろいろ試し、試行錯誤してヨーグルトクリームを選び抜きました。チーズでも合うんですが、ヨーグルトクリームが一番合ったんです
宇都宮:なるほど。料理に真摯に向き合い続けている伊達さんだから生み出せた新メニューなんですね…
続いて、人気メニューのパンケーキを実食したいと思います!
桜かふぇ人気メニュー・季節のパンケーキ
桜かふぇのパンケーキは、並んででも食べたいと言うお客さんもいるほどです。かく言う私もパンケーキファンの一人。
メープルやチョコバナナをはじめ、季節によって苺や栗などを使った限定メニューがあります。
今回は、季節のいちじくを使用した「いちじくのパンケーキ」を食べてみます!!!
ふわふわのパンケーキといちじくやすもも、ヨーグルトソースが絶妙にマッチし、本当に美味しいです。
食べたことを忘れてしまうくらい、口の中で溶けていきます。自分はパンケーキを食べてないのか?と錯覚するくらいです。
しっかり食べ応えがあるのに、甘いものを食べた時特有の胃もたれもなく、ペロリとたいらげてしまいました。あまりの美味しさに瞳孔が開いてしましました。
宇都宮:「パンケーキ」が人気商品になるまで苦労したことはありますか。またこだわっている点を教えてください
伊達さん:最初パンケーキをメニューにするまで、1ヶ月半毎日パンケーキを食べました(笑)。
粉感を残しつつ、ふわふわの食べやすいパンケーキを作るため、県内の業者さんから仕入れた粉をブレンドし、作っては食べて、作っては食べてを繰り返しました。
また夏と冬で気温が違うことも考慮し、焼き方や生地、ソースを変えています。「いちじくのパンケーキ」も夏でもさっぱり味わえるよう、ソースや食材にこだわっています。
宇都宮:お店のこだわりを教えてください
伊達さん:なるべく県内の野菜や果物等を使い、県内の農家さんとの繋がりを大切にしながらお店を続けることです。良いなと思う食材があれば自分の足で直接農家さんに会いにいって、食材を卸してもらうようにしています。
海外の観光客の方が来られると、愛媛県産の食材にすごく喜んでくれるんです(笑)。
またパンも麦から自家製で作っていて、おすすめです
宇都宮:食材の調達から調理まで、すごいこだわっているんですね
宇都宮:最後に伊達さんにとって「まじめ」とはなんですか
伊達さん:自分のやるべきことをコツコツ続けることです。お店を始めた当初はお客さんが一年半くらい全然来なくて、お店が潰れかけたこともありました
宇都宮:今の盛況ぶりからは想像できないですね
伊達さん:仕込みを一生懸命やっても、誰も食べてくれない、そんな状況が続きました。それでもやり続けたから、今ここにお店を出せていると思っています。
お客さんが来ないとどうしても頑張れなくなる時があるんです。一生懸命仕込んだものが全部ダメになってしまう日が続くと…
お料理が嫌いになりそうになった時もありました。でもお客さんがいつか来るんじゃないかって思いながら、手を抜かずに毎日コツコツ同じことを繰り返すんです。
誰かが見ていても見てなくても関係なく、自分の仕事を、自分のやるべきことをやり続けることが、「まじめ」。私の中で「まじめ」ってそういうイメージです
宇都宮:コツコツやり続けるって、誰にでもできることではないです。今の「桜かふぇ」があるのは伊達さんの努力の結果なんですね
「桜の木のように、沢山の笑顔が集まる場所になりますように」ずっとその思いを胸に、妥協を許さず料理に向き合ってきた伊達さん。
この取材で桜かふぇ人気の秘訣が分かった気がします。
今回は季節のメニューを紹介させていただきましたが、他にも沢山の美味しい料理があります。
旅行に来られた方、愛媛在住の方、愛媛県の食材を使った、洗練された桜かふぇの料理を是非ご賞味ください。
桜かふぇ
松山市大街道3-8-7
電話:089-904-2444
営業時間:11:00〜19:00(L.O.18:30)
※月曜日は18時まで ※パンケーキは13:30〜
定休日:火曜日
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