Biscuit ameiro
「日々の生活の中に、少し特別な時間を」
お客さんに寄り添い、味への探求心を忘れない
焼き菓子専門店のこだわりを徹底調査!
みなさんこんにちは!まじめしライターの岩畑です!
先日、プライベートで伺った、愛媛県東温市にある「Biscuit ameiro(ビスキュイ アメイロ)」。スコーンがとても美味しくて、いや、美味しすぎて、もう一度食べたい!と思い再度やってきました!
県道334号沿いにあるマンションの1階にお店はあります。
ブルーの扉を開けると、工房と一緒になった店内からはバターのいい香りが。
可愛らしいディスプレイにスコーンやクッキーなどが並んでいて、テンションが上がります!
美味しそうな焼き菓子を購入…の前に、まずはお店のことをパティシエの村口朝子さんに伺います。
いつもより少し特別な時間を演出する焼き菓子
岩畑:お店のオープンはいつですか?
村口さん:Biscuit ameiroは2021年6月にオープンしました。私の自宅を手掛けてくださった設計士さんがプロデューサーとしてお店の内装からパッケージデザイン等トータルでプロデュースをしてくださっています。自宅を建てた際にお世話になった建築会社の社長がオーナーとなり、私は「店長」としてお店の店舗運営などをさせていただいています。
岩畑:いろんなご縁があって、今のお店の形になったんですね!
お店の名前にはどんな由来があるんですか?
村口さん:「あめいろ」と聞くとお菓子のキャンディーを連想される方も多いと思います。カラフルな色合いというよりは、あめいろ玉ねぎのような琥珀色っぽい落ち着いた色合い。木や革製品が使い込むほどに深みのある「飴色」へと経年変化していくように、「人の暮らしに寄り添いながら、日常の中で少し特別な時間を楽しんでもらえたら」という思いを込めています。
確かに、焼き菓子って日常的に、且つ、それがあることで家族や友人たちとの笑顔あふれる時間を過ごすことができるモノだなと改めて思いました。「特別」もいいけど、日常的に楽しめる「少し特別」な時間もいいですよね!
ブラッシュアップを続けることが味の決め手
日常に寄り添いつつも、特別な時間を楽しめるBiscuit ameiroの焼き菓子について、もう少し詳しくお話を聞いてみました。
岩畑:はじめてBiscuit ameiroのスコーンを食べた時は、本当にびっくりしました!普段食べるスコーンはジャムをつけたり、紅茶と一緒に食べないと口の中がボソボソするというか…(笑)。でもこちらのスコーンはしっとりとしていて、スコーンそのものの味わいを楽しめるという感じがしました。焼き菓子を作る上でのこだわりはありますか?
村口さん:ありがとうございます!スコーンは、ほろほろっと口溶けがよくなるように、バターを限界までたっぷりと使用しています。あとは北海道産の生クリームを使っているので、普段トッピングをされる方でも、トッピングなどしなくてもしっとりと美味しく食べられるように工夫をしています。
そのほかの焼き菓子に関しても、このお菓子はザクザクとした食感にしたいから、この小麦粉を使う!というように、お菓子の種類によって、国産の食材とフランスやベルギーから輸入する食材を使い分けています。
岩畑:食材ごとに特徴があるんですね!村口さんが焼き菓子の配合などもされているのですか?
村口さん:そうですね。定番のものから季節のメニューまで考えています。今の味で定着させるのではなく、定番のスコーンやクラウンケーキなども少しずつ美味しくできないかなと、ブラッシュアップを続けながら作っています。
先ほどお話ししたプロデューサーに味のチェックもしていただいているんです。
岩畑:ご自宅の建設から今の今まで、設計士さんと共に歩んでこられたんですね。
村口さん:プロデューサーは美味しいものを追求することがお好きなんです。コレとコレを合わせるの?!と思うようなアイデアをもらえたり、私たち作る側からしたら考えもつかないようなアドバイスをいただいています。
岩畑:すごい!とても頼りになる相棒がいる感じですね。
お店でお客さんと関わることでやりがいに繋がることなどはありますか?
村口さん:お客様の会話で「スコーンが美味しいお店だよね」と聞こえてきた時は嬉しかったです。他にも、クッキーをプレゼントとして購入いただくことが多いのですが、そういったお客様が「プレゼントしたら喜んでくれたよ」、「スコーンがおいしかったよ」などの声を直接聞けると、とても嬉しいなと感じますし、また頑張ろう!という気持ちに繋がります。
日々、焼き菓子を作るだけでなく、ブラッシュアップを重ね現状に止まらないことが、Biscuit ameiroの焼き菓子の美味しさの秘訣なのかな。と感じました。
最後に今後の展望なども聞いてみました。
岩畑:今後、挑戦したいことなどはありますか?
村口さん:愛媛県東温市という場所でお店を営業しているのですが、もっと全国の方にBiscuit ameiroを広めていきたいという思いがあります。
お店に足を運べない遠方のお客様にはオンラインショップを活用いただけるよう、今以上に伝えていきたいなと。それと同時に、東京の五つ星ホテルに商品を卸させていただけるよう話をしています。東京などたくさんの人がいる場所でBiscuit ameiroを知っていただくきっかけを作れたらと思います。
あとは、コロン(クッキーのセット)もお客様にとても喜んでいただいていますが、一つ一つのクッキーを今よりも更に洗練されたものにしていきたいなと考えています。愛媛のお客様も大切にしながら、もっとたくさんのお客様にBiscuit ameiroの焼き菓子で楽しい時間を過ごしていただきたいと思っています。
岩畑:私も愛媛のいろんなところで、いや日本中でBiscuit ameiroの焼き菓子と出会えるととても嬉しいです!最後に、村口さんにとって“まじめ”とはなんでしょうか?
村口さん:ひとつひとつの原材料にとことんこだわることです。体が喜ぶ上質な素材を使って、美味しさを追求し、ameiroの焼き菓子で皆さまに特別な時間を過ごしていただきたいと思っています。
まさに“まじめ”ですね!
さてさて、ここからはBiscuit ameiroの焼き菓子を紹介していきます!
焼き菓子をいただきます!
店内の焼き菓子は、欲しいものを欲しい分だけカゴに取っていくスタイルです。
お店に入った瞬間から、何を食べようかソワソワ・ワクワク!
今回はスコーンとスコーンサンド、クラウンケーキとコロンを購入しました。食べるのが楽しみだ〜!
みなさん、お待たせしました。食レポのお時間です!
まずは…私も一推しのスコーンから。
右上から時計回りに、プレーンスコーン、チョコレートスコーンそしてホワイトチョコとカシューナッツのスコーンです。
私がBiscuit ameiroのスコーンが好きな理由。それはしっとり加減が半端ないこと!バターをたっぷりと配合することで食感と口当たりになるそうです。
プレーンスコーンは、牛乳の甘さやバターの味わいをしっかりと感じられます。Biscuit ameiroで焼き菓子を購入するなら、まずはコチラを食べて欲しい!
続いてはスコーンサンドを。
手前右から、ベリーベリークリームチーズサンド、生チョコクリームサンドそしてキャラメルクリームサンドです。
ストロベリーとラズベリーの自家製ジャムとクリームチーズを合わせたクリームがたっぷりと!スコーンにはカシューナッツが練り込まれています。
ベリーの酸味とスコーンのざっくり感、ホワイトチョコの甘みが三位一体となって本当に美味しい〜。
生チョコクリームサンドは、ベルギーチョコレートがたっぷりと使われたクリームと、ザクッと食感の刻みチョコがアクセントになっています。チョコの深くリッチな味わいを堪能できました!
キャラメルクリームサンドは、焦しキャラメルとほろ苦なクリームが大人な味わい。アーモンドもたっぷり入っています。
どれもクリームが甘すぎないので、ペロリと食べちゃいました(笑)。
最後に、クラウンケーキとコロンを。
一番奥から、クラウンケーキ ベルギーチョコ、北海道バター、瀬戸内レモン、そして、X’masコロンです。
クラウンケーキ 瀬戸内レモンは、北海道産のバターを使ったしっとりとした生地。レモンの爽やかな香りと相まってさっぱりとした味わい。
X’masコロンは雪の結晶をモチーフにしたクッキーや、深みのあるチョコを使ったものなど、この季節ならではのメニュー。
クッキーの他にもメレンゲやナッツなども入っていて、いろんな味や食感を楽しめるのがいいですよね!
ちなみに、なんでコロンという名前なのかを聞いたところ、コロンはフランス語で円柱という意味で、円柱のクリアボックスにクッキーを詰めているということから名付けられたそうです。商品名まで可愛い…小さなコトひとつひとつにまでこだわりが感じられます。
Biscuit ameiroの焼き菓子はトキメキと楽しい時間を味わえるものばかり!ご自身へのご褒美お菓子として、プレゼントやお土産に、ぜひリッチな味わいの焼き菓子をチョイスしてみてはいかがでしょうか。