観光客殺到!! 今治が誇るご当地グルメ!

白楽天 今治本店

創業55周年。
地元から愛され続け、今や全国各地からも観光客が訪れる中華料理店を取材!!

ライターのとりちゃんです!

今回は、今治市で創業55周年を迎えた「白楽天 今治本店」にやってきました!
今治市出身の私も幼い頃から慣れ親しんだ中華料理店。県内だけではなく全国各地から白楽天の味を求めて観光客が訪れ、特にランチ時はオープン前から大行列ができていることも!!

店内に入ると温かみのある店内で落ち着いた雰囲気です。
壁には、これまで訪れた多くの著名人のサインがずらりと並んでおり、ついつい見入ってしまいます!!

お店の人気商品4品を実食!

まず、最初に提供していただいたのは、お店の看板商品「焼豚玉子飯」。

よく「焼豚」を「チャーシュー」と読まれる方が多いのですが、ここでは「やきぶた」と読みますので、お間違えなく!
ご飯の上に焼豚と目玉焼きが乗ったボリューム満点の一品。
黄身がキラキラ輝き、つい「美味しそう・・・」と心の声が出てしまいました。早速、お店おすすめの食べ方でいただきたいと思います!!

まずは、卵を割らずに一口いただきます!

継ぎ足しの秘伝のたれの味をしっかりと感じられ、甘めのたれに胡椒のピリッとした辛味が癖になります。
たれの味を楽しんだ後は、目玉焼きの黄身を割り、黄身をしっかりと絡ませてもう一口!

まろやかな味になり、先ほどとはまた違ったやさしい美味しさです!!

2品目は新商品の「焼豚玉子飯『辛玉』」。

55周年を記念して今年の1月から始まった新商品で、特製の焼豚玉子飯にラー油をかけた一品。
食べ方は焼豚玉子飯と一緒!
辛い焼豚玉子飯は初めて食べるので、ドキドキしながらいただきました!

口に入れると辛味を感じるものの、焼豚玉子飯のおいしさを引き立てる程よい辛さで、辛いものが好きな人はもちろん、辛いものが苦手な人もおいしく食べられます!辛味に加えて、ごま油の香りがさらに食欲をそそります。
実は、「辛玉」の器は、砥部焼「梅山窯」とコラボし、辛玉のためだけに特別に作られたもので、オリジナルの器も含めて愛媛を感じられます!!

3品目は地元の方から大人気の「白楽天丼」。

ご飯の上に薄焼き卵が乗り、豆腐や豚肉、しいたけなどが入った餡が丼いっぱいにかけられた一品。まず、そのボリュームに驚きます!!
そして、見た目だけでなく味も抜群で、ご飯をたっぷり餡に絡めていただくと美味しさが口いっぱいに広がります!

現在は、平日限定商品となっていて、今後、レトルト商品も発売されるそうです!お店の味が家でも食べられるのは嬉しいですね♪

最後にデザートの「杏仁ソフト」をいただきます!

濃厚なソフトクリームと器いっぱいに杏仁ソースが注がれています。
人気メニューの杏仁豆腐に使用されている杏仁ソースで、さっぱりとした後味!食後でもぺろりと食べられちゃいます!
白楽天でしか食べられない絶品ソフトクリーム、食後にぜひ味わってみてください!

「白楽天」の歴史や商品誕生の経緯を伺いました!

おいしい料理をたくさんいただいたところで、専務取締役の関武尊さんにお話を伺います。

とりちゃん:お店の看板商品である、焼豚玉子飯はどういった経緯で生まれたんですか?

関さん:祖父が昔働いていたところで、みんなに作っていたのが焼豚玉子飯で。

とりちゃん:元々まかないで作っていて、それが好評になって…みたいな感じですか?

関さん:そう。その後祖父が白楽天を創業して「玉子飯美味しかったからしようか」って、商品として出したところ、だんだん人気になったって感じかな。
昔の皿とメニューと写真も置いていて、1番最初に焼豚玉子飯を提供し始めたっていう証拠の書類。

とりちゃん:ええ、すごい!

とりちゃん:そんな長い歴史を持つ中で、新たな試みとして1月から辛い焼豚玉子飯「辛玉」の発売が始まりましたけど、どういった経緯で始められたんですか?

関さん:経緯か・・・、思いつき(笑)

とりちゃん:思いつき!?

関さん:いや、まぁ55周年っていうのもあるし、焼豚玉子飯っていうと甘い料理やけん、本来コショウのピリッとしたアクセントがあるけど、基本甘いからね・・・。
辛い玉子飯を催事で最初に提供したところ好評だったんで、お店でもしようかなと。ちょうど55周年やったけん、それを記念して焼豚玉子飯のニューバージョンとして、誰もやってないから先駆けてうちがしないと、と思って。

とりちゃん:あの甘いたれに辛いのが合うのが意外でした。

関さん:あと、ごま油。僕が考えて、ごま油の香りが一緒になったらおいしいだろうと思って。ごま油をかけることで中華料理っぽくなるけん。

とりちゃん:確かにごま油の香りがとてもよかったです!
あと、もう一品の白楽天丼はどういった経緯で誕生したんですか?

関さん:昭和の中頃、モノがない時代にあるものだけで作った麻婆豆腐を改良してぶっかけたのが始まり。1番は病院の先生が「何かスタミナがつくものが食べたい」と言い出して、「スタミナ丼」という名前で最初売り出したところ、「すごいおいしい」と好評で。それでメニュー化したんやけど、店の冠商品を作らないかんということで、店の名前が付いた。だから、創業当時の白楽天の冠商品は「白楽天丼」。

とりちゃん:はじめから焼豚玉子飯が看板メニューだったわけじゃないんですね!?

関さん:当時は玉子飯は2、3杯ぐらい出ればよかったみたいよ。

とりちゃん:今では考えられないですね!でも、確かに地元の常連さんは白楽天丼ばかり食べてる人も多いですよね!
では、55周年ということですけど、今後のお店の展望はあったりしますか?

関さん:ご当地グルメ、名物を絶やさない。地域の食文化を守っていくみたいな感じかな。

とりちゃん:最後に、関さんにとって“まじめ”とは何ですか?

関さん:「変なものを出さない」「人を大切に」「食材を大切に」この3か条かな。
祖父が昔言っていたのが、「食べ物を提供するということは、お客さんの命を預かっている。その気持ちでやらんといかん。」それはすべて、人を大切にってところに入ってくるけどね。従業員も大切に、お客さんも大切に。そして、自分も大切に。「人を大切に」には、この全部が入ってる。

とりちゃん:基本的だけど、大切なことですよね!ありがとうございました!!

白楽天は1970年に創業してから55周年を迎えてもなお、地元民に愛される中華料理店。
その癖になる味を求めて全国各地から観光客が訪れ、著名人もリピートするほど!今治が誇るご当地グルメを絶やさぬよう奮闘しつつも、現状に満足することなく、新商品を生み出し進化し続けようとする姿勢が非常に印象に残りました。ぜひ自分のお気に入りを見つけてみてください♪

白楽天 今治本店

愛媛県今治市常盤町4-1-19
電話番号:0898-23-7292
営業時間:11:00〜14:45(L.O.14:30)/17:00〜21:15(L.O.21:00)
定休日:火曜日・年末年始

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