パン・メゾン

ライターの小郷です。今回は塩パン発祥で知られるパン・メゾン八幡浜店さんへ向かいました！八幡浜市役所のすぐ隣に可愛い外観のお店があります。お店の前の駐車場にはひっきりなしにお客様が出入りしていました。

雰囲気がとても素敵です！

早速、店内に入ると・・・

たくさんの種類のパンが並んでいます！！パンのいい香りが店内に溢れて、匂いだけで幸せになります！これは早く食べたい！！

私がお店を訪れたのは閉店時間が近づいた18時頃だったのですが、店内には色んな種類のパンが並んでおり、とても閉店前とは思えない種類の多さに驚きました！
なぜ、この時間でもたくさんパンが並んでいるのか気になり、八幡浜店 店長の大下さんに聞いてみました。

小郷：この時間（18時過ぎ）でもたくさんの種類が並んでいるのですね
大下さん：そうですね。どの時間に来てもお客様にパンを選んでほしくて・・。選ぶ楽しみも感じてほしいので、最後までパンを焼いて種類を揃えています。

特に塩パンは絶対に途切れることのないように、閉店まで売場を満タンにしてお客様をお迎えしているそうです。この日も閉店までお客様が途切れることはありませんでした。

来てくれるお客様に喜んでほしいという想いが売場からも感じられます。

小郷：この時間でも十分種類が多くて驚いているんですが・・・お昼に来たらどのくらいの種類が並んでいるんですか？
大下さん：大体、常に100種前後は売場に並んでいます

100種！！！！すごい種類！！！

小郷：・・・当たり前ですけど全てレシピも作り方も違うわけですよね？それだけの種類を毎日作っていると、どれがどれか分からなくならないですか？？

大下さん：レシピも分量も全て頭の中に入っています

と何の迷いもなく言い切った大下さん。

小郷：すごすぎです・・・・
大下さん：商品の種類もですが、無くなりそうな物を次々と追加して、なるべく商品が切れることの無いようにしています。来てくださるお客様に喜んでいただきたいので頭をフル回転してます！！

新商品もどんどん作っており、塩パンも20〜30種類ほどあるそうです。塩パンだけでも色々なバリエーションが楽しめるのも魅力的です。

今や全国的に有名になった塩パンについて聞いてみました。

小郷：塩パンは一日にどのくらい作っているのですか？
大下さん：塩パンで言うと2000個くらいですかね・・土日で多いと1.5倍からそれ以上売れます
小郷：すごい数ですね・・ということはずっとパンを焼いている感じですか？
大下さん：朝から夕方までひたすら作っては焼きの繰り返しですね

店内から見える調理場では次々と商品が焼き上がります。
塩パン専用の台があり、４人がかりで塩パンを形成しているそうです。

なんと、調理場に入る従業員は全員塩パンを作れるのだとか！
出来るようになるまで何度も何度も繰り返し練習し、習得するそうです。

大下さん：シンプルなパンだからこそ難しいんです。腱鞘炎にはなりますけど、お客様に幸せになってもらいたいので頑張れます！

売場でお話を聞いていると、お客様の多くがたくさんの塩パンをトレーに乗せているのに目が止まります。

小郷：1人でたくさんの塩パンを買われていますね
大下さん：そうですね・・・複数買われる方が多いと思います。多い人で100個とか200個とかイベントなどで大量に買われる方もいらっしゃいますし、個人でも50個くらい買われる方はたくさんいらっしゃいます
小郷：100、200個！！？ちょっと思っていた数より桁が違いました・・

思いもよらぬ数に思わず声をあげてしまいました。

小郷：それは急に来ても買えるものなのですか？予約とかは・・
大下さん：それはもうその数でも購入いただけるようにちゃんと準備しています！
小郷：・・・そんな数を対応出来るなんて・・・すごすぎる・・・！！

朝から常に焼き続け、どんどん売場にパンが並ぶので、数が多くても対応できるとのことですが、出来るのとやるのとでは全然違います。お客様への想いとパンに対する想いが強い大下さんが作る、「まじめな」パンへの期待が高まります。

そんな塩パンを食べたい気持ちが最高潮になったところで、売場でパンを選んで、店内でいただきたいと思います！

どれもおいしそうで迷う・・・ひとまず、塩パンは絶対に食べたいのですぐさまトレーへ。
店内をぐるぐる。種類もたくさんあるのでわくわくしながら選びます。どれもおいしそうなので見ているだけでも楽しくなります！！

色々迷ったのですが、ひとまず2種類を食べたいと思います。
私が選んだのは塩パンとアイス塩パンの２つ。どれも安くてびっくりの価格です。

店内にはイートインスペースもあり、焼きたてのパンをこちらで味わうお客様も多いそうです。コーヒの無料サービスやキッズコーナーもあり、嬉しいサービスがいっぱいです！

天気のいい日は、外のテラス席で食べるのも気持ちよさそうですね。

それでは待ちに待った塩パンをいただきたいと思います！！
シンプルな見た目ですが、こだわりが詰まっています。

おいしそうな塩パンを前に自然と笑顔になります・・では！いただきます！

小郷：ううーーーん！！！！うん！！うん！！！（噛み締めてます）うん！うん！！（まだ味わってます）

小郷：はあーーっ。おいしい！！！！！！幸せ！！！

口の中に広がるバターがたまりません。表面はサクッしていて、中はもっちりバターが染みていて、そしてパンの底部分もカリっとしていて程よい塩気でとても食べやすいです！！

そのまま一気に食べきりました。これは何個でも食べたくなる・・・・50個買うお客様の気持ちわかります！
パンメゾンさんの塩パンがおいしいのはもちろん知っていましたが、それを作る方々のパンに対する熱い気持ちを聞き、その想いを知って食べる塩パンはより深みのある味に感じました。

続いてはこれからの時期にぴったり！バニラアイスを挟んだ、アイス塩パンです！この日はとても暑い日だったので、塩パンと冷たいアイスの組み合わせに惹かれ選びました。

見てください！！このアイスクリームがこれでもかとぎっしり詰まった姿！！

小郷：んー。冷たくておいしい！！！塩パンの塩気と甘いアイスが合わさっておいしいです。夏にピッタリですね！

食べれば食べるほど次が食べたくなり・・・この後、追加で購入しました！
塩パンに興奮している私に大下さんが教えてくださったのは・・

大下さん：今では塩パンが一番有名になっていますが、昔はメロンパンが有名な店だったんです
小郷：メロンパン！？
大下さん：メロンパンの周囲に帽子のつばのような耳のついたメロンパンです
小郷：耳つきメロンパン・・・それもおいしそう〜！

この時はちょうどメロンパンフェアを開催中でした。時期によって色々なフェアを行っているそうです。

また、店舗によってもパンの種類が違うそうなので、松前店や東京の店舗に行って、お店ごとの違いを楽しむのもいいですね！！

パン・メゾンさんの外の看板の横や店内のふとしたところには「ハチキョーベーカリー」の名前が見えます。

長年培ってきたお店の歴史や大事に引き継いでいる想いを垣間見る事ができます。
そんな会長や社長たちの想いを引き継ぎ、パンを作っている大下さん。 そんな大下さんのことを色々と聞いてみました。

小郷：大下さんは店長になられて長いんですか？
大下さん：実は4月に店長になったばかりなんです
小郷：まだ最近なんですね！先程の話しの感じから、ものすごいベテラン店長さんだと思っていました。でもこれだけの人気店の店長を任されて・・すごいですね
大下さん：まだまだ力不足で・・プレッシャーです。でも小さい頃からパンが好きで、どうしてもパン・メゾンで働きたくて・・・

大下さんは幼少期の頃からずっとパン・メゾンのお店に通っていたそうです。どうしてもパン・メゾンで働きたいとパンの道に進まれ、夢が叶い八幡浜店の店長にまでなられたそう。だからこそパン・メゾンさんについて話してくださる大下さんは笑顔が溢れています！

大下さん：いつか自分の店を持って、会長や社長たちに買いに来てもらい、恩返しがしたいんです

とまっすぐ目を見て将来の目標について話してくださいました。

そんな大下さんにあなたにとってのまじめとは何か聞いてみました。

大下さん：そうですね・・何事に対してもやっぱりがむしゃらにすること・・。一生懸命に取り組むことですかね。自分の夢だったりもそうですけど、ひたすらやって、がむしゃらに毎日毎日ひたすら頭を使ってやってると必ず結果が返ってくるので、一生懸命やるべきですね！

大下さん：毎日毎日お客様に喜んでもらえるよう新商品や色んなパンを焼いてるのでこれからもぜひ来ていただき、パンを食べて幸せになってもらいたいです！これからもぜひよろしくお願いします！

パン・メゾンさんの塩パンは塩に小麦にバターの本当にシンプルで飽きのこない味と、作り手さんたちの努力がすごい商品でした。だからこそ何年も愛される大ヒット商品なのだということがよくわかり、まさしく“まじめし”だと感じました。

次世代の担い手である大下さんの熱意や想いも加わりきっとこの先も末永く愛される商品になるではないかと思います。 頭の中はパンのことしか考えていない！と言い放つほど、熱い想いを込めて作っているパン・メゾンさんのパンをぜひ味わってください！