愛南町の魚を堪能!地元愛が詰まったお店

お食事処なにわ

タレや調味料までもが自家製!

ここでしか食べられない味を提供する「お食事処なにわ」の

二代目店長と娘さんの想いとは?

お久しぶりです、和食好きの山本です。
松山市から車で約2時間半、今回やってきたのは愛媛県の最南端に位置する愛南町です。キラキラとした穏やかな海、そして迫力のある山を眺めると「あー、愛南町に来たー」と感じ、嬉しくなりました!

今回私が取材に伺ったお店は「お食事処なにわ」さんです。早速行ってみましょう!

店内は和の雰囲気で落ち着きがあり、魚が泳ぐ生簀もありました。

大学のフィールドワークの一環で、お食事処なにわさんでは一度食事をしました。実はあまり魚は好きではないのですが、お店で愛南町の魚を食べたことで「魚ってこんなに美味しいんだ」と感動し、またいつかお食事処なにわさんに行きたいと思っていたんです!

お店のはじまり

HPを拝見し、お食事処なにわさんは大阪での運命的な出会いから始まったと知りました。素敵なエピソードを知り、お店がどのようにしてできたか二代目店長の足立ゆかりさんと娘の遥さんに詳しく聞いてみました!

今年で創業59年。現在の場所に来たのは39年目の時で、その前は旧城辺町にあったそうです。
創業したのは二代目店長のご両親。お母さまが愛南町出身ということで、大阪から旧城辺町に戻りお店を始めたそうです。

山本:二代目としてお店をしていて良かったこと、大変だったことはありますか?

ゆかりさん:大変なことはたくさんあるけど、振り返って何が大変やったかというと、ないかな!いい事の方が多くて。
地域の人がお店を大切にしてくれる。コロナ禍の時は大変といえば大変やったけど地域の人らが協力してお店を盛り上げてくれた。

山本:愛に溢れたお店ですね!

笑顔で「大変やったことは、ないかな」と答えたゆかりさん、その一言に二代目としての覚悟やお店に対する情熱を感じました。

こだわりが詰まったメニュー

メニューは定食から丼もの、麺類、一品料理まであり何を食べようかと、悩んでしまうほど豊富です。その中で、私が目を付けたのは「熱アツ!ブリさつま定食」。愛南町で開催された、「第1回あいなんうまいもんコンテスト」でグランプリを獲ったメニューです。

山本:ブリはどこのものを使っていますか?

ゆかりさん:愛南町の久良の養殖のブリを使っています。地元の食材を基本大事にして使いたい!

遥さん:あっさりしていて食べやすいです。

山本:さつま汁は愛南町ではよく食べられるのですか?

ゆかりさん:冷たいさつま汁は食べるけど、温かいのは食べないです。
コンテストのために一風変わったメニューを作りたくて、温かくしました。さつま汁は普通は冷たい状態で提供されるけど、温かくしたこととコンテストの時期が冬だったけん、意外と大ヒット!

山本:コンテストではどのような声を頂きましたか?

ゆかりさん:まず、見たことがない。食べたら懐かしい味、味噌汁ご飯みたいな!

山本:「熱アツ!ブリさつま定食」でこだわった点はありますか?

ゆかりさん:全部こだわっとる!ブリでさつま汁を作ることも、温かいのもないと思う。温かい中におにぎり入れたらすぐ崩れるけん、上と下の面を焼いて出しよる。時間がたっても崩れにくいけん、崩しながら食べてもらう。ブリもあぶっとる!

山本:時間が経つにつれて食感が変化して楽しめそうですね!

ゆかりさん:お客さんには楽しんでもらいたい!

こだわりに溢れていることが伺えます!
ブリを使い、おにぎりの入った「熱アツ!ブリさつま定食」が、どんな見た目なのか気になりますよね?それがこちらです!

焼き目のついたおにぎりの上にブリの切り身。ネギもたくさん!
早速いただきます!

にぎりを少し崩しお汁となじませて一口食べると、すごく美味しかったです。ブリの旨味と味噌の味がマッチして口いっぱいに広がるこの味、クセになります!
鯛の冷汁は食べたことがあったのですが温かいブリのさつま汁は私も初めての経験。食べ初めは香ばしいお米の焼き目を感じられ、時間が経つとお汁がしみ込んで、時間の経過とともに味や食感の変化を楽しめて美味しかったです。ネギもいいアクセントでした。冬季限定なので、ぜひ食べてほしいです!

隠れ人気!?なにわのちゃんぽん!

ゆかりさん:1番出るのは、「藁焼き鰹のたたき定食」「鯛めし定食」で、変化球でちゃんぽんが出る。ここのちゃんぽんは細麺でね。ちゃんぽんと合わせて手作り餃子も出るね!人気でよく頼まれるから、1人前の量を多くして15個にしてます。餃子のタレもラー油も全部作り!基本スープもタレも全部手作り!

遥さん:他の愛南町のお店は太麺ですね。

山本:細麺のちゃんぽん食べたことないです。タレやスープは代々受け継がれてきたものですか?

ゆかりさん:受け継がれてきたのもあるし、新しくできたのもあるね。

というわけで、頼んでみました!!

ちゃんぽんといえば太麺を思い浮かべる方が多いのでは?なんと、ここのちゃんぽんは細麺なんです!愛南の方は細麺が好きなんだとか。
スープの香ばしい匂いが湯気にのって漂ってきます。このビジュアルだけで、すでに美味しい!では、早速一口。

細麺にスープが絡んで美味しい。
透き通ったなにわ特製スープはコクがあって深い味わいでした。豚骨の少しこってりした感じとしょっぱさが絶妙で、これは麵をすするとスープを一緒に飲みたくなる!野菜も具だくさんでボリューム満点です!

鮮度はどこのお店にも負けない自信!

そしてもう一品、鯛めし定食を頂きました。

美しい見た目にまず心を奪われました!
食べると、口いっぱいに広がる甘めのタレと、噛めば噛むほど感じられる鯛の旨味。切り身も一切れが大きくて、タレとのバランスも最高でした。

「魚って、こんなに美味しいんだ」。この感覚を味わってもらいたい!
いっぱい食べましたが、魚を食べて健康になった気分です!

気になったメニューについて聞いてみました!

メニューが目白押しのお食事処なにわさん。他にも気になったものがあったので聞いてみました。

「冷え冷え!かつおしぐれ定食」
第2回あいなんうまいもんコンテストでグランプリを獲得。
かつおしぐれ丼の中には凍らせたたくあんが入っていて、口の中で溶けて丁度よくなるのだそう。

「トロトロ!中華鯛めし定食」
第3回あいなんうまいもんコンテストでグランプリを獲得。
中華スープの中に鯛の身、春雨、豆腐が入っているそう。店長曰く、このメニューはヒットしないんじゃないかと思ったそうですが、今ではよく頼まれるメニューなのだそう。

「愛南びやびやかつお」
日戻りの活〆した鰹を使ったメニュー。基本、鰹船が戻ってこないと食べられないレアもので、その日の漁師さん次第!今は日曜日は漁協も休みということもあり、なかなか食べられないそうです。

愛南町への想い

山本:愛南町に対しての想いはありますか?

遥さん:愛南町を出た時期があるんですけど、やっぱり愛南のお魚の方が美味しい!
SNSに投稿された写真を見て店に食事に行く方もいると思うので、私たちの店にも、そういった若い方にも来てほしい。

山本:今後、お店がどうなってほしいか教えてください!

遥さん:今の時代インスタグラムで写真が流行っているから、お客さんに写真を撮ってもらってPRできたら。美味しいそうな写真を見たら、遠出してでもお店に行きたいと思う人もいると思うので。

山本:ゆかりさんはどうですか?

ゆかりさん:ここでしか食べられないものを一生懸命考えることだけかな。

山本:全部にこだわりが溢れているんですね!

お客さん想いなお店だからこそ、お客さんに愛されているのだなと思います。こうやって、愛がつなぐ関係は素敵ですね!愛南町という名前には、「ここに住む人たちが町を愛し、地域や人を愛して、みんなが仲良く助け合って、元気な町になって欲しい」という願いが込められているそうです。そんな愛南町にぴったりなお店に感じました!

お食事処なにわにとってのまじめとは?

山本:お店にとっての“まじめ”とは何ですか?

遥さん:お店を休まないことです。いつ来てもお店が開いていることで、食事を楽しんでもらえるから。

ゆかりさん:常にいかなる時も来てくれるお客さんのために、どれだけ一生懸命になれるか。手を抜かないこと。

山本:お客さん想いで、お話を聞いていてその思いがすごく伝わってきました!ありがとうございました。

お客さんや地域の方を想う気持ちが繋がって地域の方に想われる、そんな素敵な物語が詰まった愛に溢れたお店、お食事処なにわさん。
これからどんな物語が生まれるのか、どんなメニューが生まれるのか私も見守っていきたいと思います。食事の内容も心構えも“まじめ”なお店でした。

お食事処なにわ

愛媛県南宇和郡愛南町御荘平城3924-1

営業時間:9:00~14:00、17:00~21:00

定休日:火曜日

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